私がよく実感していて、忘れずに覚えていたいなと思うのは、
「今やりたいことは、今だからやりたいこと」ということです。
あなたが想定しているそのときに、同じ気持ちや感性を持っているだろうか
私たちは変化する存在です。
過去の自分は過去の自分で、エネルギー的に見て「異なる存在」。未来の自分もそう。
同じあなたではありません。
たとえば、あなたが小学生のときやりたかったこと。
今のあなたが大人で、全部実行できたとしても、小学生のときの視点、感じ方、そのまま同じように持っては味わえません。
あるいは、あなたが何年先になったら、これを成し遂げたら、○○をリタイアしたら、老後になったら……などの形で思い描くこと。
そのとき、あなたは今と同じあなたかというと、やっぱり違うのです。
それなのに、あたかも「今の私」の感覚が続くかのように考えてしまうこと、ありませんか。
その想定のもと、望みを「いつか」に先延ばしにして、置くのです。
今どうしたいかを、そのうちでもいいと、ないがしろにするのです。
自分に正直になると気づく「変化」。変化は自然なこと。
あなたの「考え」としては、同じ内容を持ち続けることが可能です。
「私はこれがやりたかったんだ、こんな望みがあるんだ」と思い続けるという形で。
でも、生身のあなたは?
心の反応は?本当に感じていることは?
変化していってしまう、と気づくことが多いのではないでしょうか。
そして、それは悪いことではなく、自然なことです。
決めたことをずっと守る!目標に沿って達成する!
これが「いいこと」や「正しさ」だと、思い込んでいませんか。
そのように信じていると、「今やりたいことは、今だからやりたいことなんだ」と認めることは難しいのです。
「望んでいること」というご褒美はずっと先にあり、その前に乗り越えるべきハードルや、諸々のタスクを完了してからでないと、手をつけられない。
……そう決めたのはほかでもない自分で、すべて自分の定めたルールなのですが。
そうして、やっとずっと思い描いていたことをできるようになったら、ちっとも面白くなかったら……
味覚が変化してしまったかのように、その物事がおいしく感じられなかったら……
二度と返らない時を思っても、そればかりはどうしようもありません。
あのときと同じ気持ちで、味わいたかったな。
これが本当にほしかったときに、体験したかったな。
そう認識して初めて、「自分は変化しているのだ」と気づくのかもしれません。
それよりも、「変化することは自然」と受け止め、「今の自分が望んでいることは、今の自分だからこそ望んでいるんだ」と、認めるのはどうでしょうか。
だって今はできないから!は、本当にそう?
そうはいっても、これは今はできないんだから。
こういう条件があって、こういう必要があって、それで今の自分には無理なんだから。
そう思うときもあるでしょう。
でも、あなたの望みが心の底からの本音なら、今ある現実をそのまま認めた上で、なおかつ「どうすればできるか」の道順を辿ってみましょう。
つまり、あなたの望みを現実にすることを、まず「決める」のです。
自分のエネルギーをそちらに投票してしまうのです。
そして逆から(それができている自分の方から)、今へと向かいます。
望む現実の中にいるあなたの視点を借りて、その「私」のエネルギーを着ます。
今という時に望みを体験する、様々な方法
また、イメージ通りの具体的な状況が今ここになくても、「求めている『質』はすぐに味わうことができる」と気づくこともあります。
これは、本当にしたいことの「代わり」で満足するという意味ではありません。
ただ、今あるものの中で最大限、あなたの求めている「質」を再現してみる。
そこに沿わないものは、外していく。
これを実行すると、あなたの向かいたい現実と、「今」のエネルギーが揃います。
時って、幻想なんですよ。
あなたのエネルギーの扱い方次第で柔軟に伸び縮みします。
すごく先にあると信じていたものが、すぐ目の前に現れる、ということもあるのです。
ことのほか大切なのは、「望みに沿わないものは、外していく」という点です。
あなたの望みに反しているとか、合っていないと気づいている状況を維持し続けることほど、あなたのエネルギーを分散させてしまうものはありません。
あなたは主体的に現実を創造していますから、その状態を「選択している」ことが、そのままあなたの現実に反映されます。
では一体、わざわざそれを保持している理由は何でしょうか。
どんな答えが浮かんできても、自分の望む未来が本当に現実にあるとは信じていない、という恐れに繋がることに気づきます。
すると安全のため、リスク回避のため、「身にまとう」余分なものが増えていくわけです。
自分が自分を疑っていたら、エネルギーは幾筋にも分かれて、十分なパワーを発揮することができない。
これは明らかですね。
すべての状況はあなたの映し出している映画です。
映画の内容はあなた次第で変わります。
そのとき、そのときの「今のあなた」がやりたいことには、意味があります。
望みを否定するのではなく、実現する方向へエネルギーを使うことは誰にでもできます。
そこに、新たなテクニックは要りません。
いずれにしてもあなたは常にどこかへエネルギーを使っていて、どう使っているかを自覚していないということがあるのですよ。
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