9月に入ったとたんに一気に涼しくなって驚いていると同時に、
秋の気配が漂ってくると、夜空の月がますます美しく見えたり、
また、顕著なエネルギーの切り替わりの感覚があったりと、変化を肌で感じています。
たとえば上半期・下半期というような暦に沿った区分がありますが、それではなく、何かエネルギー的な「期」が変化するとき、実際の嗅覚という意味ではない「エネルギーの嗅覚」で、移り変わりを感じ取る人も多いのではないでしょうか。
今回は、「力を抜いて最大のパフォーマンスを」というメッセージをお伝えします。
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私たちは、自分や他者のあり方、表現、行動などを評価するときに、「100%の力を発揮した」とか「手を抜いた」、「7割くらいしか出せなかった」、「持っている力の半分以下でしか行わない」……とかのように見なすことがあります。
ところが、あなたはいつも「全体」で、本当は常に100(※欠けることのない全部という意味)でしかいられないのだとしたら、どうでしょう。
すると、先に説明した見方の「内訳」も、実際はこうなります。
100の力で、「半分しか力の出せない自分」の体験をする!
「力を発揮していない自分」という体験に、自分全体が化ける。
「20%の力で物事を行っているんだ」という認識の自分へ、100%の力が注がれている。
つまり、あなたは、「全力を尽くして、3割の力を発揮しているんだ!」と……こんな表現が可能になるわけで、すると、これから「残り7割の力を“引き出さなければ”ならない」のではなく、フルの力はすでに「そういった形で使えている」のです。
どこかに眠っている(使われていない)潜在的な力を目覚めさせるという発想がよくありますが、そのように考えるのではなく、あなたはフルの力でもって今の状態を「維持」しているということです。
それは「使える・使えない」という能力の問題ではなく、ただ力をどのように使っているかという「選択」であると言えるでしょう。
そのことに気づけば、「力を発揮すること」への観念はほぐれていくはずです。
あなたはいつでも、「今の自分は、こう」と信じている形の体験をするのに、100の力を用いています。
100の力がなくなることも、少なくなることも、部分的に置き去りになることも、ありません。
根本的には、永遠に同じエッセンスのあなたが、色々な形に化けています。それだけです。
「そんなことはわかってるよ!でも、“ここ”でのパフォーマンスと認識しているもののクオリティーを、自分のでき得る限りの最大・最良のものにしたいんだよ」
と、考える人もいるかもしれません。
その答えとなるのが「自分自身であること」で、それが中心に合うこと、「チューニング」になるのです。
そのためには、「適度に力を抜くこと」が必須です。
力を抜くといっても、リラックスするとか、心の中の雑音を消すとか、そういうことが今度は新たなルールとなり、「格闘」してしまい、かえって力んでしまう人もいるかもしれません。
そんなときには、まず、あなたが意識しようとしまいと、あなたはいつもどこかにフォーカスを向けているということを思い出してください。
たとえば、私たちが「無」意識や意識の喪失と解釈している経験も、「無」ではありません。
それがただ、私たちの「今なじんでいる意識」の認識する範疇で翻訳・解釈できない場合や、自覚していない場合に「無」と体験されるのです。あたかも無いもののように。
常にどこかにフォーカスを向けているあなたは、あるものから別のものへ、フォーカスを切り替えることに長けています。それを今でも自然に行っています。
ところが、私たちが、「絶対にこうでなくてはならない!」などの固い決意を何かに対して持つと、緊張感が高まり、狭い範囲の視野でコントロールしようとする試みが始まり、力を抜くことはできません。
物事に対しても、あなた自身に対しても、「絶対にこうであるように!」と念じているとき、気づくようにしましょう。
そのときあなたは力んでいて、「力を制限する方向へ」、100%の自分を注ぎます。
広い、広い大海原を、たらいに閉じ込めようと四苦八苦するようなものです。
「疲れるあり方」と言ってもいいでしょう。
そういった体験が悪いというわけではありません。
でも、あなたがそれを望むかどうかには素直でいましょう。
自分の向けているフォーカスを動かせるのはあなた自身だからです。
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