魂的な好み、傾向の話

今日から５月ですねー。だんだん日差しが強くなってきた～。

今回は「魂的な好み、傾向の話」です。

おとといの月

「魂」という言葉の定義、思い描くものが人それぞれ違うかもしれませんが

ここでは「肉体に制限されていない自分そのもの」と理解してくださればOKです。

そこには、現在フォーカスしている「あなた」の人生以外にも、

多くの人生や別舞台の経験が含まれているということを、ご理解ください。

そんな「魂」について、

魂とは無機質で、好みも傾向も存在しないもの。

ただの「観察者」なのである！

と、聞いたことがある方もいるかもしれません。

ですが、魂にも、まさに「傾向」や「好み」と呼べそうな持ち味が、あるんですよ。

この、魂の持ち味と、

私たちが人間として生まれてきてから身に付けた性向

の違いについて、今日はお話ししますね。

魂の持ち味イコール、あなたの自然な志向ということができます。

生まれながらにもっているものということです。

これを、後で身につけたものと見分けるには、

他者と比較したり、他者に対して（他者ありきで）自分はこうだという考えでないか

どうかがチェックポイントになります。

言い換えれば、「中立な好き嫌い」ならば、あなたの持ち味です。

「中立な好き嫌い」は、魂の志向に関係しており、

それは、他者がどうであるかということに左右されません。

つまり、

他者に、自分と同じであることを求めない（その必要がない）　

というあり方です。

このことをわかりやすくするために、逆のケースを見てみましょうか。

中立でない好き嫌い（後で学習し身に付けた価値観など）は、

これが正しい！

これだけが真実だ！

ガヤガヤ、ゴーゴー！

と騒がしく、周囲をも巻き込んで力をつけようとするのです。

絶対にこれが正しい！とか、こうあるべき！と強く思っていて、

他者にもそれを適用しようとします。自分と同じであることを求めます。

なぜそうなってしまうかというと、その信念が「弱い」からなんです。

後付けで自分自身も「身に付けた観念」だから、補強を必要とするのです。

なので、人にも共有してもらわないと保てないんです。

皆で同じ服を着ようよ、これが真実という名の服だよ、他はダメ！

と言っているようなもの。

そういった他者への要求から自由な、

中立な「私はこれを選ぶ」という嗜好なら、魂的な持ち味です。

そこに、「誰かが、どのようであるか」は、関係ありません。

私は、これが好き、これがしたい、これがよろこびである。

ただこう感じる。

理由付けを必要としない「湧いてくるもの」が、そうなのです。

この見分けがつくと、一部精神世界で起こりがちな情動、

「何もかもすっかり手放して、“白紙”の自分にならなければ！」

という義務感から自由になりますよ。

ナチュラルなあなたの志向、魂から湧いてくる持ち味を、

どうぞそのまま楽しみ生きてくださいね。