BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

ちゃらんぽらん

今日のテーマは「ちゃらんぽらん」です。 


たいていの人が、人生における「真面目さ」や「深刻さ」から逃れられません。


誰もが、自然と感じる愛情や、他者への思いやり、内から湧いてくる良心、

そういったものを生まれながらに持っているのに、

「それ以上に」良くあろうとしすぎることで、苦しむのです。


また、社会で生きている以上、何らかのルールは存在し、

どんな人でもある程度はそこに関わることになります。

関わり方や範囲は違っても、その枠内で振る舞わざるを得ないことは事実です。



だからこそ、そういった避けられないルールや枠以外の部分では、

ちゃらんぽらんであるくらいでちょうどよいのです。


内面が真面目な人ほど、ちゃらんぽらんに憧れるかもしれませんね。

「自分にはできないなぁ」というように。


自己批判が激しかったり、自分を厳しく律しようとしてしまう人ほど、

日常の中で思い切って「いいかげん」になることを実行していただきたいのです。


「こんな風では、だらしがないのではないかしら…」

「こんなことを考える私はいけないのではないかしら…(思考まで律してる例)」

そんな風に思ってしまうとき、気づいてください。

あなたがあなたを縛っていることに。



たとえば、何らかの依存症や嗜癖を持つ人は、

それを繰り返す点から、世間からは心や意志が弱い人に見られがちですが、

実は、自分に厳し過ぎる、自分を罰している気持ちが強すぎる、

ということが多く、根本的な罪悪感や自己否定を解決するまでは治りません。

対象を変えても、別のものに依存的になってしまうのです。


そういえば近年は有名人の薬物のニュースがたびたび世間で騒がれていますが、

もちろん薬物使用や依存といっても個人個人様々なケースがあり、

ひと口にまとめることはできないものの、

ただ法律を破ったという「善・悪」の観念で使用者をジャッジするだけでは、

何の解決にもならないことでしょう。



話を戻して、「ちゃらんぽらん」を今日のタイトルにしたのは、

本当の意味で心を自由にしているだろうかと、そんな思いを込めてみました。


「外」の出方によってあなたの心が決められているうちは、

あなたは自由であるとは言えない。


現代ではただでさえ情報が氾濫していて、

ああしろ、こうしろ、これが良い、こうしないとこうなるらしい、

多種多様なセオリーに事欠きません。


でも、それらはすべてあなたの「外側」のもので、

あなたがどう生きたいか、特に内面のあり方については自由です。


その自由を侵すことができるのは、あなた自身のみなのです。



あはは、うふふ、と面白おかしく生きるな!今に大変なことになるぞと、

あなたはどこかで誰かから習ったことがあるかもしれませんが、

あなたが、あなたのできる範囲で心のままに面白おかしく生きたって、

一体何がいけないというのでしょうか。


もちろん、何もいけなくはないのです。


あなたが仮に、何かの参考書通りに完璧に振る舞ったって、

あなたのことを勝手に嫌ったり、気に入らなく思ったりする人はいます。

その逆もまた、しかり。


ところがあなたの人生に影響を及ぼすのは、

「あなた自身があなたを好きかどうか」

のみなのです。
本当ですよ。



この記事を、「全力でくだらないが、詳細にわたり凝っていてすごい作品」

と思っている(褒め言葉です!)漫画本を紹介して終わりにします。


『神のちからっ子新聞①~④』 さくらももこ
 

神のちからっ子新聞〈1〉 (スピリッツボンバーコミックス)

神のちからっ子新聞〈1〉 (スピリッツボンバーコミックス)

 

 1巻は、今から10年以上も前の本になるのですね~。

私は連載中は注目しつつ書店で立ち読みしていましたが、後に全巻購入しました。

一応忠告をさせていただきますと、

さくらももこさんの作品はブラックなユーモアも滲み出ていますので、

好き嫌いは分かれるだろうと思います。

アニメの「ちびまる子ちゃん」のほのぼのとしたイメージしかお持ちでない方は、

どうぞお気をつけください。


この「神のちからっ子新聞」は、私からすると「ほのぼの寄り」と感じますが、

昔記事でご紹介した吉田戦車さんの漫画「伝染るんです。」同様、

一般的には「不条理系」に分類されるのかなと思いますので、

そういった面白さがぴんと来ないという方にはおすすめしません。


私は好きです。

面白いだけでなく、ときどき「ハッ!」とさせられる鋭さがあるんですよね~。

深さと言ってもいいです。そういえば…と改めて考えさせられる。


また、この本は装丁もすばらしくて、作りが凝っています。

(付録あり。私個人の気持ちではこういう本は中古でなく新品で購入してほしい。)

好きな方は、持っているとうれしくなる本ですよ。


内容も、いい具合に肩の力が抜けてしまうので(マインドセットが変わる可能性も)

それこそ自分の深刻さやひとりよがりな葛藤などは、

憑き物が落ちたように消えてしまうパワフルさがある、と、私は評価しています。


ちゃらんぽらんの心持ちを体験したい方は、ぜひ!!



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「2016年の最後、愛について語ろう」

12月23日(金・祝)14:00~16:00


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