人間関係についての心構えで、ときに悲しげに語られる、
「人は変わらない。だから自分が変わるしかない」
という考え、これが「あきらめ、無力感」とともに語られるなら、
正確な表現だとは言えません。
人に対し、「こうであってほしい」という自分の期待を押し付けることは、
確かに苦しみを生み出します。
でも、あなたはどうしてそんな期待を「外の人」にするのか、
考えたことがありますか?
もっと言えば、あなたはどうして、外の世界をコントロールしたいのか。
わかってるよ。相手の「ありのまま」を認めればいいんでしょう…!
そう、皆さん心構えとしてはご存知だと思うのですが、
実際にそれができないのは、自分の中にこそ引っかかりがあり、
単に、それが手放せないからなのです。
自分自身のゆるせないものを、「相手の中に」見ているだけなのです。
相手のありのままを認めるよ、と言って、
「はいはい、あなたはそれでいいよ!」と言って、
内心では違うことを思う。
そうやって、自分の中にあるものに向き合わないのであれば、
あなたは無理をし、何かから目をそむけています。
「私は態度を変えてるのに、ちっともうまくいかない!」
と、腹立たしい思いにすら駆られるかもしれません(笑)
でも、簡単なことです。
あなたは、心では相手に背を向け、分離しています。
いまだ、自分の中にあるものを相手に投影したままです。
本当の癒しとは、いつでも自分自身の心の癒しです。
つまり…
あなたが完全に、百%、
見ている状況を「外のせい」ではなく、
自分の映し出しているものだと受け入れたとき、
そうして自分の心の「誤り」を正したとき、
あなたの目の前の現実は様変わりします。
たいていの人が、こんなにシンプルなことをしたがらないのは、
「自分の外が悪い」
「自分は何かの犠牲者である」
という信念を持っていたいからです。
自分の力の及ばないところがあったらいいな…と思っている。
そうして、どこかに「罪」が介在していてほしい。
公然と、「責められる」何かがほしい!
なぜなら、自分が「罪のない存在」だと信じていないから…。
そうして、無力感を持ち続けたいということです。
自分自身を「いたらない」と思っている間は、
外の人にも「いたらない」ところをつくっておきたいのです。
あなたが、そう決めているのです。
別に、外の人や状況が「変わる」ことを期待して何かに励め、
と言っているわけではありません。
たぶん、その「期待」があなたにとって必要であればあるほど、
重要であればあるほど、現実は変わらないでしょう。
外に目を向けている間は、あなたは、違うところを見ているのです。
ただ、あなたが本当に心の在り方を変えたとき、
現実もまるごと、一緒に変わってしまいます。
この意味で、「外の人は変わらない」というのは、
必ずしも、正確だとは言えないと、お伝えしたいのです。
どんな奇跡が起こってもいいのだ、という意味で、
自由な心と自由な目を持っていてください。
あなたが自然な「神の子としての表現」のあなたをゆるしたとき、
一片の穢れもない自分であることを認めたとき、
外の世界にそれが影響しない、届かないわけがあるでしょうか?
それをよく、考えてみてください。
たとえ一見、今までと何かが変わったように見えなくても、
あなたは、同じものに対して、まず、
自分の「心の引っかかり」がすっかり何もなくなったということを、
実感として体験するでしょう。
「連続」という観点からいけば、
そのときあなたは、現実を大きく「動かして」います。
ぐらぐらと「揺さぶって」います。
トランジション(移り変わり)の体験をしているのです。
この段階で、もし、心が少しでも揺れるのなら、
かつてと同じような反応をあらわすなら、
あなたの心の中にはまだ「怖れ」や「疑い」があるのです。
外に力を与えています。
状況を自分で「判断(ジャッジ)」しています。
気づいたら、ただ、「自分が何を信頼したいか?」思い出し、
心の在り方を整えましょう。
トランジションが「完了」したとき、
あなたはまったく別の世界を映し出しています。
(本当は毎瞬、毎瞬、同じ世界はないわけですが…。
ここでは、基礎となるヴァイブレーションの変換のお話をしています。)
あなたの調和を反映した現実をたくさん見るでしょう。
もはや、
あなたは、同じ人を見ていません。
同じ世界を見ていません。
あなたの見ている現実は、別バージョンの現実です。
あなたが「同じあなた」ではないのだから。
私たちは、たくさんの「ポテンシャルの現実」の中から、
好きなものを選ぶ力が、それぞれにあるとお伝えしました。
あなたが自分の心を変えたとき、外の世界は、
あなたの心の波長に対応した世界にならざるをえません。
かつてと同じ世界は、もう、あなたの目の前には存在していないのです。
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