今回のテーマは、「暗闇は、こわくない。」です。
輝く星をつかむ。
まばゆいばかりに輝いているそれを。
星が輝いているのは
光があるからだろうか。
それとも、暗闇があるからだろうか。
☆☆☆
あなたの心の中の暗闇は
あなたを恐れさせるだろうか。
意識の光を当てていないという理由で
それは暗く、あなたを飲み込むもののように思えるだろうか。
「見えない」というだけで、
そこに怖いものがあると思い込むのは、どうしてなんだろう。
あなたが「“無”意識」に追いやったもの
暗がりに、そっと閉じ込めたもの
「見えないよ、見ないよ。」
と、決め込んだもの
☆☆☆
悪いものがあると信じるから
良いものは際立って見えるだろうか
すべてが均一に明るかったら
あなたは安心するのだろうか
それとも、スポットライトの作用を恋しがるだろうか
☆☆☆
輪郭も見えなくなる暗闇
闇に溶け込む、あなたの境界
それを「暗い」と感じるのは私たちの自由で
別の視覚を持ったら、とりどりの色であふれている世界
宇宙空間は闇の色
そう感じるのは、私たちの知覚
解析できないもの、分析できないもの、知らないもの
黒に、追いやってしまう
☆☆☆
あなたの心の暗闇も
そこは、あなたの可能性のゾーン
まだ、見えていないもの
見えていたけど、見えなくしたもの
貯蔵庫に、隠したもの
「悪いものだから」じゃない
準備ができていないと感じているから
あなたにとって、大切すぎるものだから
そんな風に、思い出してみたことはある？
☆☆☆
ときに人間はこんなことを言う
「私って、腹黒いから…」
「心の中は真っ黒なんだけどね！」
排除すべきもの、汚いもの、雑音と捉えたら
その中にあるあなたの一部を差別し、他と分ける。
そして、それをまとめて「黒」と呼ぶ。
外に、あなたを脅かすものはある？
何かが、あなたを攻撃しているように感じる？
それなら、あなたの心の中を見てごらん。
大切なナビを、見逃しているかもしれないよ。
内側から鳴ってるブザーに、ずっと耳をふさいで、
外からそれが鳴っているように思い込んでいるかもしれないよ。
☆☆☆
暗闇は、こわくない。
あなたを包み、安心させてくれるものとして
あなたはそれを利用したのじゃなかった？
目を閉じたって
きらめく宇宙全体がなくなることにはならない。
ただ、いっとき、安心するだけ。
暗闇の 静寂の中で。
心ゆくまで 思う存分休んだら
また 目を開けてみたら？
☆☆☆
＜エピローグ＞
私は近年、遡ればけっこう長い間「黒」を身に着けるのが苦手になっていました。
黒のタイツやレギンス程度なら大丈夫でも、黒の服は着心地が悪かったのです。
それが最近、これまでと全く異なる感覚で黒い服に袖を通してみたくなりました。
そんな変化をインスピレーションとして、書いてみた詩、メッセージです。
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