BEATS AND LOVE

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イントロダクション・ゼロ~自分のままでいる~

「ただ自分のままでいること」
これが一番簡単に思えて、できないものだな、と、実感したことがある方も多いのでは。

タイトルの「イントロダクション・ゼロ」は、記事を書くにあたりインスピレーションで受け取っていた言葉です。この記事の“内容”が器に入っているとすると、中身を表す認識ラベルのようなもので、語自体を分析して理解していただく必要はないけれど、記事を読んでもらえるとフィーリングがわかると思います。


ただ自分のままでいる。

ここで示している意味は、「あなた自身であること」です。
自分を偽らず、余計な観念を挟まず、本心に従っている状態のこと。
そのようにできない状態を、“ありのままの自分”として説明する意図ではありません。
このポイントについて混乱を避けるために、より詳しく具体例をあげて説明します。

たとえば日常生活の、身近なお買い物の話を使いましょう。
ちょうど、先日の「講座」のシェアリングでも、ご参加者同士の間で多くの笑い、おそらくは共感も起こったであろう、話題でしたね!

あなたが本心では「これがほしいな」と思うものがあって、それはあなたが納得できる値段であり、手元にはそれを買うことのできるお金もあったとします。

ところが、お店を見回っていると、値引きされているものがありました。
あなたはどっちが「得か」と考えます。

そして、自分がほしいと思っていたものよりも、色々な条件を「考えると、得だなと思った」方を購入しました。

ところが家に帰ってみると、購入した品は本当にほしかったものほど、自分によろこびをもたらさず、「元々ほしかったものを買えばよかったなぁ」と思いました。

この例の場合、「自分のままでいる」とか「ありのままでいる」ということは、あなたが元々ほしかったものを、そのままただ本心に従って買うことです。シンプルです。

「これがほしい」と思っていた気持ちを元にある気持ち、本心と呼べば、あとから、他の品と比較する気持ちや、値段について「得」をしたい気持ち…などが「派生している」ということがわかるでしょう。

元々あるものから、あなたの思考によって、選択が枝分かれしていくのに気づくと思います。

これは「たとえ」ですから、いつもこのケースのようである、という意味ではありません。
たとえばもし、このときあなたが何らかの理由で、ほしいと思って見に行ったものに「惹かれていなくて」、それで他のものを探していたのなら、話は別になります。

また、たとえばあなた自身が「金銭の節約」という行為そのものにとてもワクワクしていて、それが何らかの「目的」、面白いと感じているいうこと自体なのであれば、この話はやはり、別の結果をもたらすかもしれません。

しかし、今のたとえのケースでは、元々ほしかったものに何の問題もなかったのに、余分な「確認したい気持ち(自分の決断を疑う)」、「比較したい気持ち(“損”をしていないか、もっと好条件ものがあるのではないかと考える、など)」、の方に意識を持っていき、そうすることで、「調和している(素の)自分からブレていく」わけです。

お買い物程度のことならば、この体験に気づいた後に、「次からは、自分の本心に従おう」と気づくことができればいいのです。こういった出来事自体も、その気づきをもたらしてくれた有益な経験でしたよね。

いつでも「今」というポイントから、あなたの好ましい現実へ意識を向けることができます。望む選択に調和するように、経験を活用することができます。すると、現実もその通りのものになります。

ところが、これが人生の「あらゆる場面において」そういった癖があったなら、どうでしょうか。

あなたにとって大切な決断をするときにも、「あなた自身のフィーリング・直接感じていること・本心」から逸れて、他の条件を考慮してしまう。

自分自身が「ただ感じること・思うこと」よりも、心の中でこれまで採用してきた「観念」に従って、分析して考え、それを頼りにしてしまうことが習慣になっていたら……。


「自分のままでいる」というのがどういうことかがわかりやすくなったでしょうか。

あなたがあなた自身のままでいるとき、場合によってはそれまで学んだり、信じたりしてきた観念に反することをすることになるかもしれません。

他の人たちが笑顔で肯定してくれるようなことばかりではないかもしれません。

「あなたのしていることが好きです」とか「いいね!」とは言ってもらえないかもしれません。

それでも、あなたがあなた自身でいることは価値があります。

それのみがあなたに調和をもたらし、結局、あなたの「現実(=世界)」にも調和をもたらします。

こんなにも、私たちが「ゼロ(何もくっつけない素の自分)」であることが大切な理由です。

心に色々なものをまとっていると、その反映である現実も複雑化します。

その「複雑」というのは、出来事やシステムや構造そのものが複雑であるという意味ではなく、「こんな風にもつれなくてもいいのに…」と感じるような、エネルギーが無益に消耗されていくような複雑さです。

あなたが「不毛さ」を感じるとき、何らかの形であなたがあなた自身の心から逸れていないかどうか、その感じ方をサインとして自らへ活用してください。


あなたが、あなたのままで人(または世界)と向き合うとき、
あなたは調和しているので、あなた自身に葛藤が生まれなくなっていくのはもちろんですが、それに対する人の反応も気にならなくなります。興味を持つというのはまた別のことですが、「気になる」というのは、「そこに自分の価値や存在根拠を探そうとする」などの「恐れ」に関わっています。 

また、あなたがあなた自身のままでいると、それぞれの人がどんな状態にいるかもクリアーに観察しやすくなるでしょう。
これは「空気を読む」、「人のご機嫌を伺う」というのとは全く違う意味で、です。

不安や恐れから自分と人とを結び付けて考えたり、オーバーラップさせたりして、自分自身の思っていることや感情を「人に投影して見てしまう」ということが、なくなるからです。


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