BEATS AND LOVE

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物事の先にいる「人」は?

今回は「物事の先にいる『人』は?」というテーマでお届けします。

☆☆☆

私たちはときどき、物事の先に誰か「人」がいること、

「対、人である」ということを忘れてしまうことがあります。


たとえば、こうしてブログを書いていても、

読んでくださっているひとりひとりの姿を、私はじかに見ることができませんね。

すると、その先には様々な「人」がいるのだと理解していても、

それを実感として失ってしまうことだって、可能ですよね。


さらに、その先にいるであろう人々を個々の人間としてというより、

集団の幻影のような「読者像」として思い浮かべることだってできてしまうでしょう。


(これはたとえであって、実際の私の場合は、

セッションや講座を通して読者の方々にお会いできる機会もあり、

そこに陥ることは無く、恵まれているのですが。)


あるいは、あなたが何かの製品を使っていて、不良品だったとします。

それで「修理センター」や「お客様窓口」に電話するとき…

「対・企業」と話している、製品の製造元と話しているという気持ちが強くなり、

その先にいるのは1人1人の人間だという意識が、弱くなるかもしれません。


これはもちろん、各例の「逆側の立場」から見ても同様のことが起こり得ます。

「○○のサイトで□□を書いている、ブログ主…」

「何々のユーザー(購買者)たち…」

そんな風に見てしまうことで、

常にその先に1人1人の「人間が」存在するという実感が、薄れてしまう

こともありえるのですよね。


そのどの人も、自分と同じように生きた生活のある個々の人間なのですが、

私たちは容易に「くくり」に入れてしまう上、

あたかもその「くくり」が実体として存在するかのように振る舞うことがあるのです。


政府が…お役所が…企業が…ああいう職種は…

○○十代(年齢)の人って…○○人(人種や国)って…△△な人たちは…


それはそれは沢山の「くくり」がありますよね!


それがただの「くくり」であって、人間が作った便宜上のものであり、

はっきり言うと幻想、ただのイメージなのだと認識できていればいいのですが。


あたかもそちらこそが、ひとつの生命を持つ実体であるかのように

マインドの中では錯覚してしまうことすら起こり得る
んです。



また、このベクトルが逆に向いた場合には、どうなるでしょうか。

物事の先に常に「ひとりひとり、人間が存在している」ということを意識するあまり、

対人恐怖のような感覚になって、
気軽に何もできなくなってしまうこともあります。


こう言ったら、どう思われるかな…?

このように振る舞っても大丈夫だろうか…?

何かおかしいところは、非難されるところは、ないだろうか!?


その先に存在するであろう“人”を想定しては、そんな風におびえてしまうので、

のびのびと自己表現することができません。

そして、このケースもやはり、実体ではなく自分の心の中にある、

「幻想上の相手」に向き合っている
ことに変わりはないのです。


はじめの例とこちらの例、どちらにしても偏っているのがわかりますよね。


では、

その「真ん中」にあるのは一体何でしょうか?



それは、

あなたが向かい合っている「人々」は、個々の独立した人間でありながら、

同時にあなたの作ったイメージの反映でもあると自覚することです。



ひとりひとりの人間は、います。

それぞれの声を、あなたは聞くことができます。

興味を持ち、耳を傾け、交流することができます。


同時に、

あなたの世界にあらわれる人々は、あなたの意識を反映して見せてくれます。



もし、あなたが物事に付与したくくりがあって、

それがメインの「送り出す」エネルギーになっているのであれば、

その先にある「人」も、そのエネルギーにふさわしいものを返してくれるでしょう。


その結果、たとえば「だから役所の人間は嫌いなんだ!」

と、あなたは「自分の送り出したエネルギー」を強化するかもしれません。

「○○の人たちって合わないと思っていたんだけど、やっぱりね」

と、また同じ観念の上書きをして納得するのかもしれません。



そのように自分の思い込んだ世界を強固に狭めていくよりも、

自分の「中心」にあるまっさらなポイントに意識を合わせ、

あらかじめ用意した「くくり」のない状態で、

「何を見せてもらえるのかな?」とわくわくすることができたら楽しいですよね。


そして、それは「あなた自身の別な側面を発見すること」と同じなのです。

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