今回のお話は、「あなたの思いの矢印の先は、自分」です。
今後のオンライン講座のテーマとして候補に入れている、主観・客観に関わるお話です。
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では、今回記事の内容を見てみましょう。
相手がどう思うか気にしてるって……それ、ほんと？
相手がどう思うか気になる！
というとき、相手があなたにとって意味のある人だから。
という場合もあれば、
他者の目全般が気になってしまう。
という特定の相手に対してではない理由のこともあるでしょう。
あなたが、本当のあなたのままで振る舞えないとき、
（あえてそう「振る舞わない」のではなく、「そんな風に振る舞うわけにはいかない」、「そうしてはならない」と思っているとき）
相手のために、こうしてます
他者を思って、こうしてます
と、信じていることは多いと思います。
ポジティブそうな理由であれ（こうした方が相手が喜ぶから）、
ネガティブそうな理由であれ（嫌われたくないから、迷惑かけたくないから、など）、
それが幻想であることに気づいているでしょうか。
あなたの思いを、丁寧に辿っていったことはありますか。
その思いは誰に向かってる？
あなたの体験する「他者」はすべてあなたと言えるのですが、現時点でそのことを実感できていなかったとしても、かまいません。
あなたの心の中さえよく見ることができれば、今回のお話は簡単なのです。
逆のケースを考えて、こんな体験をしたことがありませんか。
そんなことしなくてもいいのに……
そんな風に思ってないのに……
ということを、相手が気にして、あなたに対してそれを前提に、振る舞っている。
そういうとき、あなたは自分の本心と、「相手の思う、あなたの思い」とのズレに気づきます。
相手は、本当のあなたを見ているのではなく、自分の思うあなたを見ているのです。
そして、それを元に、自身の反応や振る舞いを決定しています。
対象にされているのが自分だからこそ、そのギャップが明らかにわかります。
そして、他者がそうしているのに気づくと、自分も誰かに同じことをしている可能性を、改めて認識できますよね。
それにしても、こうしたズレがあるならば、他者に対して思っていることとは、一体何なのでしょうか。
あなたはあなたの世界の創造者
相手がどう思うかを気にしているようだけど、
「私」がどう思うかを気にしてる。
その思いは本当は誰に向かっているの？と、矢印の先を見ると、
「自分」に向かってる。
思いはあなたから始まり、あなたに戻る。
「私がそうだと思っているから」、
あなたには世界が、その通りに見える。
そして、それがあなたの実体験です。現実です。
相手のために、の矢印は、私のために、にほかならず、
世界や他の存在のために、は、私のために、ということなのです。
冷静に見れば、あなたはあなたの世界をどう見るかという決定者です。
自分自身がどう思い、どう感じるかという理由で、それを他者や外界に着せて、あたかも相手の影響であるかのように選択しているということを自覚してください。
あらゆる物事の「解釈」というのも、あなたの信じている方向に沿って行われます。
「対象」に属するかに見える口実は、直視すれば、あなたの世界の登場人物にあなた自身が割り振った「配役」を元に、あなたが作り上げたものです。
分離を信じているエゴは、分離を前提にした観念のまま「相手の思いをわかろうとすること」や、相互理解を実現しようとしますが、とんでもない錯覚の中にいます。
自分とは何なのかの真実について考えていません。
あなたは、あなたの体験する現実の創造者です。
物事に、あなたの判断を適用します。
そのほかの現実が開示される余地を与えないのなら、真実がどうであれ、自分の信じる世界から出ることはできないのです。
これが、あなた自身によるあなたへの「拘束」です。
あなたが自由なあなたでありたいのなら、どのように見える外界、どんな他者と関わっていようと、常に「私」に向き合っているのだと気づく必要があるのです。
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次回は秋頃に開催予定です。
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