BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

上級の優しさ

この世界で示すことのできる本当の優しさとは、

相手のスピリットのみを見つめ、
相手をスピリットとして、その存在に敬意を払うことです。

人は、たやすくこの世界の中で催眠状態に陥ります。
つまり、スピリットとしての自覚を失って、
この世界色の夢に染まり、別な自分を演じてしまうのです。


昨日の記事「正しさvs自由」にもつながるお話なのですが、

beats-and-love.hatenablog.com

相手が幻想状態にあるとき、
その幻想状態を一緒になってリアルであるととらえ(引き込まれ)、
そこにリアクト(反応)する、それを一緒にアクティング・アウトする(演じる)
というのは、本当の優しさではありません。


ここで言っていることは、ときには、「NOを言う優しさ」として挙げられます。

自分のスピリットに耳を傾け、
スピリットの真実に従う。

そのとき、相手に対して示すことのできる答えが、
真の優しさに基づいた「NO」であることもあります。


あなたが、相手の「思い込み」に基づいた期待にこたえ、
そこから生まれた感覚に合わせ、
それに同調して「YES」と答え続けるなら、

あなたは、自分の成長も相手の成長も延期しています。

(延期しているだけで、それは消えずに、ただ待っているのですが。)


一見、その態度が、波風たてぬよい方法に見えるのかもしれません。
その場をまるくおさめ、誰も傷つけないように見えるかもしれません。

でも、あなたのスピリットは知っています。

「本当は私、ここでNOを言いたかったな。」

そして、それが純粋なスピリットの答えなら、
それを素直に認め、自分の答えとすることが、

結局全員のためになるのです!


☆☆☆


たとえば、
人に対する共感能力が高く、人を「癒したい」と願う者の中には、

「相手の感じていることがわかるばかりに、
その望んでいることが伝わってくるばかりに、
つい、自分をすりへらして、合わせてあげてしまう。
はっきりしたNOが言えない。」

というタイプの人がいます。

その思いや、傷までわかるので、
自分が少し無理をしてでもやさしくしてあげたい…

そんな気持ちになるのです。

セラピーで用いられる表現で、ケア・テイカー(世話役)というのがあります。
まさにそのような役割なのですが、

でも、よく考えてください。

それは、スピリットから発する自然な役割ではありません。
エゴの発想に基づいています。


どうしてかわかりますか?

この世界には、そのような意味で「世話」が必要な人間はいないからです。


今説明していることは、いわば上級の概念です。

誰もが、源泉からの光を受け、
誰もが、完全に、自立している。

ここでいう自立の意味は、人は、人に依っているのではない、ということ。

ひとりひとりが依っているのは、神(源)に対してだけである。
(私たちは、完全に神の愛に依っている。)

人は、本当の意味で、人を直接助けることはできない。

だから、その人の源の力を信じることが、本当の優しさである。
(それは、自動的に、イコール自分の源の力を信じること。)

…と、こういうことなのです。

ですから、

人を助けたいのであれば、自分が、自身のスピリットと一致することです。

自分のスピリットに注意を払い、
相手の見せる幻想にまどわされず、

自分のスピリットの真実を信頼して、相手に提示する。

スピリットの現実は、より広い目で見た調和を生むものであり、それが真実です。


一緒になって幻想に入ることが、
この世界では優しさと見なされることもあります。

でも、勇気を持って、
あなたがこの世界に真実を体現したいなら、

ごまかしや、その場のまやかしではない、
本当の「全体の幸せ」を見たいなら、

まず、相手の幻想につられない強さを、優しさであると理解してください。


色んなことを感じている相手を尊重しながらも、

「あなたのスピリットは今も無傷である。
完全で、変わらずに、輝いている。
夢の中で、この体験をやってみてくれて、ありがとう。」

こう、心で話しかけるのです。感謝しながら。


すると、あなたは、

自分の本当の気持ち、感じていることを尊重でき、
スピリットに正直で、自由であるばかりか、

相手の幻想の覆いの向こうにある、相手の「変わらぬ光」にも、
自然と焦点を合わせることになるでしょう。


もう、かわいそうな人も、
自分がお世話してあげなくてはならない人も、
本当にいないということに気づくのです。


それでは、また次回お会いしましょう~♪


スピリチュアルカウンセリング
(対面、スカイプ、電話)

個人セッションについて

お申込みのご案内

 ホーム

サイトポリシー

Copyright©2011 BEATS AND LOVE All Rights Reserved.