BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

免疫力とお薬、体や肌の健康を考える

土曜日いかがお過ごしでしたか。
私は顔の腫れがほんの少しずつではありますが、ひいてきました。
が、最初は目の錯覚かなという程度だったので、単に慣れから、脳が騙されてしまったのかなとも思いました(笑)
今回は「免疫力とお薬、体や肌の健康を考える」です。
前回はさわりしか書かなかった抗生物質などの話題も、もう少し掘り下げますよ。

前回の記事↓

beats-and-love.hatenablog.com

今回の埋没親知らず抜歯について書く前から、菌の世界や常在菌についての話題が度々ブログに登場していたことは、過去記事を読んでくださった方はご存知の通りです。
それらは主に「日常風景・ライフスタイル」のカテゴリにまとめてあります。

beats-and-love.hatenablog.com

前回記事では、処方されて飲んでいる抗生物質のお薬について思案していることを書きましたが、結局私は心を決めて、飲むのをやめました。今のところ問題なく快方に向かっています。
でも、これは通常やってはいけないと言われていることですので、完全に自己責任です。真似しないでください!
念のため、詳しい説明を補足しておきます。

私が今回、処方された抗生物質のお薬が必要なのかどうかという考えを持ったのは、体に生きる菌の調和がいかに大切かを学ぶと、抗生物質はデメリットも大きい、とわかったからです。
さらに、親知らず抜歯「後」に処方される抗生物質の目的は、「感染予防」です。
今回の私の場合のように、切開をして完全埋伏の親知らずを抜く手術の後では、たぶん国内ならほとんどの口腔外科で処方するでしょう。

調べると、海外では、こういった場合は抗生物質の薬を処方しないという情報もありました。
ただ、国内のお医者さんの立場になれば、「万全の予防策」を持って薬を処方する、というのは常識なのだと思います。
何かあってから、薬が出なかったからだ…となるよりは、出しておいた方が万全と考えるのは無理もないのかもしれません。

抗生物質のお薬を出されると、数日分を「必ず飲み切るように」と指示されますが、それは、抗生物質は体内の菌バランスを変えてしまうので、少なすぎる服用量で中断すると抑えたかった菌を抑えられないばかりか、薬に対して抵抗性のある耐性菌ができてしまう可能性もあるからだそうです。これについて、
こちらのサイト様や、
「抗生物質の副作用:使用前に注意すべき5つのポイントとは?」

こちらのサイト様がわかりやすく説明されています。
抗生物質の副作用を知ったら、気軽には飲めなくなる」

haisya.ts-remy.com

ですから、抗生物質を服用したくない方は、自分で服用を中止するのではなく、あらかじめ医師にその旨を伝えて相談しておくことが大事なのですね。
また、細菌によって引き起こされる病気で抗生物質が処方された場合には、見かけ上の症状が治まった後も、最後まで薬を飲み続けないと、危険なケースもあるそうです。

今回の私の場合は、後から、「あ、これは飲まなくてもよかったかもしれないケースだな」と、自分では思いました。予防目的ですからね。
ただ、繰り返しになりますが、やはり医師の方の意見を尋ねれば、一般的には、抗生物質へのアレルギー等がない限り、飲むように勧められるのではないかと思います。

一方で私は、今回は、鎮痛剤は服用しています。
過去に2回、上顎の親知らずを抜歯したときは、同じ完全埋没智歯でも、痛み止めは飲まなくて済みました。痛くなかったわけではありませんが、耐えられる程度の痛みだったのです。

ところが今回は、鎮痛剤にありがたさを感じるほどの痛みで、切れるとけっこうつらいものがありました。
日常でも、よっぽどのことがないと薬は服用しない私ですが、今回ばかりは、鎮痛剤のお世話になっています。

ところがこの鎮痛剤も、処方された通りに1回2錠飲んでいたのですが、だんだん痛みも弱まってきてはいるので、試しに今日は、1錠のみを飲んでみました。
(薬の服用量も、通常は指示に従うことが大切でしょうが、鎮痛剤は必要なときだけ飲むよう出されたものなので調節してみました。服用の時間の間隔は、守っています。)

すると、問題なくしっかり効いているので、若干拍子抜けしました。

体の問題というのは本来個々に違うものだから、「成人、一回何ミリグラム」と服用量が決められていても、実際は個人差が出てくるものだと思います。

たとえばアメリカ留学中、ホストファミリーが常備薬にしていたアメリカの市販薬は、私には「きつい・強い」と感じました。留学仲間から、半量から試した方がいいよ、とアドバイスをもらったりもしました。国によって、規定が違うせいでしょうね。

知識のない個人が、薬について「選択・調整」をするのは難しいし、かといって、お医者さんはひとりひとりをそこまで丁寧に診て、微調整することはできないでしょう。

薬が認可されるまでに様々なテストをしているわけだから大丈夫と見なして、服用したときに困った反応が出ない限り、長期的な結果までもを追えることはまずないのではと思います。

私は前回も書いたように、薬の存在そのものを否定するつもりはありません。
でも、当たり前のように処方・販売される薬についての知識のなさに気づいたり、本当に必要なのだろうかと疑問に思ったりはします。

菌の世界について考えるときに、前回の記事でもご紹介した夏井睦医師のサイトは勉強になりました。↓
「新しい創傷治療」
こちらは同サイト内の、読んだ本の感想を書かれているページなのですが、それぞれがとても面白いです。菌バランスの世界に興味がある方はぜひ。
書籍『共生という生き方―微生物がもたらす進化の潮流―』の夏井氏の感想
書籍『人体常在菌のはなし―美人は菌で作られる―』の夏井氏の感想


私がそれまでのスキンケアやシャンプー・コンディショナーをやめたのは、こちらのサイトを知る前のことで、自分なりの理由からでしたが、今はそれによって世界が広がったと感じています。 

直接の関係を断定することはできませんが、今年の春は、花粉症が本当に軽かったという変化もありました。

私は毎年の花粉症が相当ひどくて、その時期ばかりは、薬に頼らないとくしゃみが発作状態になってしまうほど激しいものでした。花粉症の方はおわかりと思いますが、他の症状もひどいもので、毎年そのシーズンになると改めてつらさを実感していました。
自分なりに合うお薬は見つけましたが、その薬を飲んだって、少しましになる程度でした。

昨年の花粉症シーズンの後半は、例年に比べると軽減した方でしたが、それも何度かシーズン中に発作状態と呼べるほどのひどい日を経験してからのことです。
ですから、やむをえず、生活や仕事への支障を最低限に抑えられるよう、例年飲むことになる薬を今年も買って用意していました。

ところが、一度もそれを飲む機会はなかったのです。

完全に治ったとは思いません。なぜなら、シーズン中、むずむずしたり鼻水が出たりの反応はあったからです。

ただ、それは、例年に比べるとあまりにも軽いもので、しかも外出時になぜかマスクを忘れてしまうことが多かったのですが、それでも激しい発作は一度も出ずに済みました。

一体これはなぜ…と不思議に思いましたが、食生活や生活習慣は変えていません。
場所等も、これまでどこに住んでいようが変わらず花粉症になっていたし、この数年間の春は今と同じエリアに住んでいたので、そういった物理的条件ではありません。

自分の意識の変化…これは、あったと思います。
ただ、特にこれという目立ったもの、関連を自覚していたものがあったわけではないし、自己暗示のように花粉症を意識して何かした、ということもありません。

目立った変化として思いつくのは、昨年11月からのライフスタイル、つまりシャンプー・コンディショナー・化粧水等を一切やめたことなのです。(せっけんの使用も控えています。)

見かけ上は、香りのあるシャンプーを使って髪を整え、しっとり潤う成分の入った化粧水を使っている方が、健康そうに見えるのかもしれません。

でも、思いがけず花粉症がかつてないほど軽かったことで、「目に見えないところで、本当に菌バランスが整ってきているのかも…」と、手ごたえを感じました。
そのおかげで、体自体の免疫力が高まっているようだということです。
これは、どんな薬の効果にも代えがたいことではないでしょうか。

サプリメント市場に次から次と人気商品が出てくるように、体に取り入れる「食物」で、体質改善をしようとする人は多いですよね。
それがあなたに合う方法で楽しめるなら、効果があるだろうと思います。

私も、今回の抜歯手術前は、体に手術のことを言い聞かせていたせいもあってか、全く普段とは違うものが自然と食べたくなって(自分では何年に一度も食べないほどの珍しい食事です。手術の数日前に、急に思い立って家族と食べに行きました)、体が「自然と準備している」のを感じました。

ですから、食物による効果をないがしろにするつもりはないし、本人の生活や好みもあるので、それが適している方はそれでいいと思いますが、私は、ほとんどの人が毎日の習慣として体を洗っていることを考えると、皮膚の常在菌の問題は根深いのでは、と感じました。

頭皮、顔、体、私たちはすべて体の表面を皮膚で覆われています。
それらにもし、あえて菌バランスを乱すようなものを、毎日使用しているのだとしたらどうでしょう。それは免疫力の低下に繋がるのではないでしょうか。

自分でやってみてわかったことですが、そんなに「ストイック」にならなくても、楽しみながら常在菌のバランスを邪魔しないライフスタイルを心がけることはできます。
たとえば、頭皮と髪の毛は湯シャンのほかにときどきインドハーブの粉(商品名ハーブシャンプー)で洗髪していますが、これは色々な種類があります。
ハーブシャンプー香る髪の販売サイト「アートビーング」

毎日使う必要はないので、最初に買った一袋はけっこう長持ちして、ついにこの間やっと使い切りました。私は湯シャンの方が多いため、半年ほど持ったことになります。
今度は新しく試すブレンドも含めて、3袋まとめ買いしたので、使うのが楽しみです♪
※各ブレンドには個人により合う・合わないがあります。初めてご使用になる方は、説明書をぜひ同封してもらい、注意点等読みながらご使用の上、ご自身に合うかどうかを見極めてくださいね。

ただ、ハーブ粉を使用してわかったことなのですが、私の場合、やはりアレルギーがある植物も含まれているみたいで、使用中、花粉症に似た症状が出ることもわかりました。
といっても、それまで使用していたブレンドの場合、直接粉を使っている洗髪中のみの出来事で終わり、頭皮や髪、肌にトラブルはないのでそんなにつらくはないのですが、反応は確かに出ます。

このことから再確認したことは、「天然(植物)成分=体にやさしい」とは言い切れないことです。それぞれの体質や状況への合う・合わないは、自然界のものであっても起こります。
かつては、「歯磨き粉」もハーブ配合のオーガニックものなどを使っていましたが、今では私は何もつけないで適切な磨き方をするのがベスト、と考えています。

その点で、私にとって色々考えさせてくれたのが、「ワセリン」です。
以前、私は顔用に使うので、最も純度の高いこちらの商品を買ったとご報告しました。  

サンホワイト50g

サンホワイト50g

 

使用法にもよると思いますが、1本あれば相当持ちます。
特にこだわりがない方は、薬局で売っているもっと安価の「白色ワセリン」でも、純粋なワセリンであれば十分だそうです。

宇津木さんという医師の方の本で広まった「肌断食」の方法でも唯一、肌の回復力を極力妨げずに保護してくれるのがワセリンと言われていて、先述の夏井さんの傷の治し方でもワセリン使用と、ワセリンの活用法を色々と知って、私は考えました。

肌に何もつけなくなると(それまでスキンケアをしてこなかった人は別として。また、脂の分泌がしっかりある肌質の人は大丈夫かもしれませんが)、乾燥してなかなか「しっとり」にはなりませんし、皮がむけたり、突っ張ってピリピリ感があったりもします。

何ヶ月待っても改善されず、試しに、それまで色々な種類持っていた「植物性オイル」のみを少量試してみると、これはかつてもレポートした通り、そのときは落ち着いたように感じるのですが、翌日ますます乾燥した感じになります。
習慣として使い続けるのならいいのかもしれませんが、基本的にこれまでの化粧水やオイルのスキンケアをするのと変わらないな、という感想でした。

私の望みは、何かをつけるスキンケアをしなくても大丈夫なほど肌が健康になることなので、これはきっと目的から逸れる、やめよう、と思いました。

一方、ワセリンは……以前も書いたのですが、可もなく、不可もなく、です。
ネットなどを見るとワセリンを絶賛する声も多いので、私の肌に合わないのかな、と思ったこともありましたが、ひどくもならないけど良くもならない(ように見える)としか言いようがなく、ただ、刺激に対して弱っている肌をむきだしにしておくよりは、薄くつけることで保護してくれる場合もあるのかも、と感じました。

私は乾燥がひどいときにだけほんの少しつけるようにしているので、そのまま継続して問題ないように思えるのですが、自分でずっと引っかかっていたのは、ワセリンが石油由来である、ということでした。鉱物油です。

これは、「植物性じゃないから、自然じゃない!」などという考えではなくて、地球への影響というか……石油を採掘すること自体が地球に負担なのでは、ということが気になっていたのです。
石油エネルギーや石油原料への依存を減らしていく方がいい、と個人的には思うからです。

自分の体には「無害」でも、それを製造するシステムは、地球にとってどうなのだろう?と、そこが、気になるわけです。
ワセリンと似たような保護作用を持つもので、もっと採取方法や長期的なヴィジョンが地球に負担にならないものはないのだろうか…たとえば、木の樹液とか。
そう考えて、一時は松ヤニのような樹液由来の商品を調べたりしていました(笑)

でも、先に書いたように、植物だと今度はアレルギーの心配もなきにしもあらずで、中立という意味では、ワセリンは優れているようなんですね。

今のところは、手元にあるワセリンは自分の肌の様子を見ながら大切に使って、いずれそれも要らなくなる肌になりたいと思っています。

何でも、「とりすぎなければ」ほどよいバランスが取れるとも言えます。
ひとつのものだけを過剰に使いすぎたり、搾取し続けたら、バランスがおかしくなってしまうということも覚えておきたいものです。

日常の中で、心地よい、あなたに合うケアを見つけてくださいね。


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