夏休み中の出来事について、つれづれなるままに書きます。
☆☆☆
普段はそんなに取れない、パートナーのお休みが急に決まって……
(滅多に無いまとまったお休みが直前になって決まったことについて、
社の人々はよろこびながら不平を言っていたという 笑)
日数もけっこうあるので、
せっかくだから、どこか行きたいね、
今からでも予約できる宿はあるかな!?
という話になり、お休みの直前に、私は猛サーチをしました。
夏だし、海が見たいなぁー
と思っていたのですが、さすがに海周辺の宿泊施設はどこもいっぱいで。
お盆休みも重なっていたので、なおさらでした。
結局、わりと近場でちょうどいい日にちに宿泊が空いていて、
条件にかなっていた所ということで、
静岡県の修善寺温泉に行くことにしました!(*´∇`*)
☆☆☆
それぞれ選んだお弁当を持って、おひるごろに東京駅から乗車♪
私たちの乗った修善寺行き踊り子号は、
熱海駅から前の方の車両と後ろの方の車両の行き先が分かれ、
切り離しになるというアナウンス。
ど、どうりで…
私たちの乗っている「修善寺駅側」の車両には、
いい感じにゆったりムードを醸し出した熟年の方々ばっかり!!
むむ、やはり若者は海か!?
海なのか!??
と、思いつつ、電車はおだやかに出発したのでした(笑)
☆☆☆
修善寺駅に着いてからは、バスで修善寺温泉へ。
修善寺温泉に降り立ってみると、なかなか情緒ある景色がひろがっています。
私たちは、とりあえず宿の周辺を散策してみることにしました。
まずは、目の前にあった修善寺から…
ここは、弘法大師の開いたお寺なんですね!
弘法大師といえば空海さんか。
でも、今回私の気をひいたのは、空海さんより…
源氏の歴史の数々!の方でした。
修善寺には、源頼朝の後を継いだ息子、源頼家が幽閉されたと言われ…
近くには頼家が入浴中、暗殺されたという浴場の跡も。
それから、それよりもっと前の出来事として、周辺には、
兄、頼朝によって殺された
(謀反の疑いをかけられ修善寺に幽閉された後、自害した)範頼の墓もあります。
範頼が幽閉された場所跡は、信功院跡といい、日枝神社の中にありました。
一方、範頼のお墓のほうは、住宅街の間を縫って通っていくような、
けっこう目立たない場所にありました。
☆☆☆
午後になってもやわらがない暑さにやや音を上げながらも、
私たちはそういう場所をひと通り歩いて回ってお参りし、
最後に指月殿~源頼家の墓を見ました。
指月殿は、頼朝の妻で頼家の母である北条政子が、
頼家の冥福を祈って建てたそうです。
ここが…私は、今回見た中で一番印象的だったな。
中にあるご本尊、すごかったもの!
ここに納められている坐像のように、
ふつう手には何も持っていないはずの釈迦如来坐像が、
蓮の花を持っているのを禅宗式といい、珍しいそうです。
(画像を見つけました。こちらのサイトをご覧ください↓
「修善寺ホームページ 丈六釈迦如来坐像」)
その両脇には、金剛力士像。
金剛力士像はともかく、
真ん中にある釈迦如来坐像が放っているものが凄くて…
お堂が視界に入るや否や、まるで警戒した動物のようにおそるおそる、
先方を見つめながらも身をかがめるようにしてお堂に近づいて行く私を、
パートナーは
「なんでそんなこわごわと近付いてんの!?」
と、怪訝な目で…。
だってなんだか物凄かったんだもん!
鎌倉時代の彫刻で、古いから?
それとも、(もしかすると北条政子の)念がこもっているから?
とにかく気持ちいいとかわるいとかそんなレベルを超えて、
圧倒されてしまいました。
ここに来るときはまた見たいな~、と思った。
それから、頼家の墓の次に、頼家の家臣とされる
(彼らの名もわからず、本当のところはよくわからないらしいが、)
十三士の墓というところも見ました。
ここでは、パートナーが、
「いつの世も家臣っていうのは大変なんだよ!」
と、非常に共感した様子で丁寧にお祈りしていました!!
☆☆☆
さて、この地点ですでに山の途中のような感じなのですが、
ここからさらに上に登っていくと、
「おしゃぶり婆さん」や「源義経像」があるという表示が出ています。
もうだいぶ疲れていた私たちですが…
「おしゃぶり婆さんって、何!?見たい」
と言い出した私が先頭を切って、山道を登り始め、
パートナーがそれに続く形となりました。
私たちが予備知識を何も持っていなかったことに加え、
おしゃぶり婆さんの説明は、これまでの案内のどこにもなく…
一体なんだろう!?
という好奇心だけが私を動かしていましたが。
疲れたふたりには、思いのほか、遠かった!
登って、登って、表示を見るとまだ中間地点くらいなんです!
あろうことか、私の足元はサンダル!
後ろからついてくるパートナーはスニーカーでしたが、このお方、
「ビール、ビール…」
と、一足ごとにつぶやきながら、自らを励ますように登っていました(笑)
そして…
やっと御対面したおしゃぶり婆さんの像は…
像は…
子育ての神様だそうなのですが…
ちょっとこわかった…(泣)
祠も、かなり地味な様子で。
そこにようやく立っていた説明書きの看板には、
豊満な乳房が特徴と書いてあるが、
古さのせいか、乳房もだいぶなだらかになってしまっている気が…
(その、おしゃぶり婆さんの写真を載せているサイトを見つけました。
ほかにも修善寺の情報をはじめ、とても詳しいサイトのようです。
リンクを貼っておきます→おしゃぶり婆さん
このサイトの、修善寺情報トップはこちら→同サイトの修善寺ページ )
ふたりとも、「これだとわかっていたら登らなかった」などというせりふを残し、
もちろんさらに先?なのか、行き当たることのなかった義経像のことは忘れ、
あとはほぼ無言で帰途へとつきました。
☆☆☆
ところで私は、山を登るのは好きなのですが、
下りがとっても苦手です!
どうしてなのだろう、行きはけっこうハードでも、ぐんぐん登れるんですよ。
昔、一緒に山を登っていた、私より登山経験のある友達にも驚かれたくらい。
だけど、下りとなるとからっきしだめで。
本当つらくなってくる。
パートナーは、
「なんでー?下りのほうが楽じゃん」
と言っており、もしかしたらそういう人のほうが多いのかもしれませんが。
(上りが得意で下りが苦手って、うさぎさんと一緒ね☆ うふふ
うさぎさんは体の構造上、そうなだけなんだけどね 笑)
しかも私はこの日、サンダル。
降りにくいったらありゃしない。
行きはぐんぐん登れた岩も、おしゃれサンダルではつるりとすべる。
これが本当の行きはよいよい、帰りはこわいだ~
と、おっかなびっくり、ぐったり疲れて、宿に戻ったのでした。
ちゃんちゃん♪♪
夏休みのにっき2へと続きます☆
◆「北条政子に思いを馳せる 夏休みのにっき1ダッシュ」
◆「いっしょに遊ぼう!動物植物パラダイス 夏休みのにっき2」
クリックありがとうございます
精神世界ランキング
☆スピリチュアル・カウンセリング☆