この記事は、◇昨日の記事◇からの続きになります。
この間お散歩した冬のガーデン☆
…そう、話はさかのぼって、クリスマスイブの出来事です。
その数日前、母から電話があり、突然、こんな提案がありました。
宝石店のセールのコーナーで、素敵な指輪を見つけたの。
私も、何かひとつ記念に買おうと思っているのだけど、
あなたにも何か買ってあげたいと思う。
(今年度の)クリスマスと誕生日の分のプレゼント、ということで、私から。
…その宝石店に出かけたのは母としても偶然で、
ある日一緒にぶらぶらしていた人が「見たい!」と言って立ち寄って、
何気なくショーウィンドーを覗いたら、その気になったそうなのです。
突然の申し出に、私は困惑し、断りました。(*。‐ω‐)ノ
私は普段からとくに宝石が欲しいとは思っていないし、まして、指輪です。
アクセサリーだったら、ピアスやネックレスの方がまだ使うだろうし…と思いました。
その上、セールになっても○○万円(二桁)の指輪。
(宝石はきりがなく高いので、安価な方に入るのでしょうけれど)
内心、その額が使えるなら私は他に使うだろうな~とかも考えていたのです。
私はアクセサリーは好きですが、高価なものはいらないと思っていました。
つまり、これまでデザイン重視で自分の気に入ったものを買うことはあっても、
アクセサリー屋さんが主であり、「宝石店」ではない、と言えばわかるでしょうか。
小さな宝石のついたアクセサリーを持っていたことはあっても、
ジュエリーを欲しいとか、選ぶという傾向はなかったのです。
なので、
気持ちだけありがとう、でも、私は要らないから。^^
そのお金、お母さんが自分のために使いなよ、と、電話で伝えました。
すると、母は…
きっと、そう言うだろうとは思ったの。
でも、他のものではなくて、今回は指輪をプレゼントしたいと思ったの。
私から、記念に。
と、言います。
「記念」というのには、母側の事情もあわせて、複数の意味があるのですが、
それでも私は、気持ちは受け取ったから、
と言って、自分はそういうものは要らないと言いました。
そして提案として、母自身が身につける指輪を選ぶ日に、
お店まで行って、買い物につきあうよ、と伝えました。
その提案に母は喜んでくれましたので、会うことになったのです。
クリスマスイブに決まったのは、これも双方の都合で、
まったくの偶然でした。
☆☆☆
当日会ってからも、私も母も、宝石は母の指輪だけを買うつもりで、
母からの私へのプレゼントは、何か私の好きなものを…
と、言ってもらっていました。
そこで私は、さっそく、手頃なお値段のブーツなどを見つけまして(笑)
ちょうど、今履いているのがだいぶ劣化してきていたので、
色々と試着して購入して、わぁ、来てよかった!ありがとう…♪
と、よろこんでいたのです。
その後に、宝石店へ行きました。
なるほど、ショーケースの並ぶ一角に、そのコーナーはありました。
様々なデザインのダイヤモンドの指輪のほかに、
色々な、色のある宝石をあしらったものもあります。
ジュエリーを好んで買うタイプではなかったとはいえ、
もともと私も「石好き」ですので、見るのは楽しみでもありました。
母の候補にしている指輪をいくつか見ているとき…
「私だったら」どれ?と問われて、ぱっと目についた指輪がありました。
一切の迷いもなく、「私はこれ!」と、指さしていました。
お店の人がショーケースから出して、試着させてくれたのですが、
実際につけてみてもその気持ちは全く変わりませんでした。
「私は、これ」だったのです。
ふだん、買い物があまり好きではなく、
品物選びでもあれこれと迷いやすい私にしては、とても珍しいことです。
そのチョイスは、母やお店の人の“予想”は違っていたようで
(前回、母が来店したときに、娘にプレゼントしたいということで、
どれを私が好みそうか、見当をつけていたみたいです。)
本人が来てみないとわからないものですねー!
と言って、驚いていました。
そして、お店の人はもちろん買ってほしいでしょうし(笑)、
私のお気に入りもショーケースにしまわずに、出したままにしておいて、
母の方の指輪選びを続行したのですが…。
そのときは、本気でそれが自分のものになるとは思っていませんでした。
見たら、その指輪をとても気に入ったのは事実でしたが、
すでに母と私の間で、私は要らないということで話は終わっていたからです。
それで、母の試着している指輪をあれこれ楽しく見極めて、
これも素敵だけど、こちらは飽きずに長く愛用できそうなデザインだね…
とか、色々と話して盛り上がりました。
母もけっこう迷ったのですが、
私もその場で、母と「調和」している石をアドバイスするお役目を果たせて※、
(※一番大切なのは本人の好みや感じ方ですが、その次の段階として、
調和を確かめるというか、合う・合わないをアドバイスするのは得意なのです☆)
最終的に、納得のいく1つに絞り込むことができました。
これで決まり!ということになり、支払いをするときのことです。
母が、
「これも一緒に」
と、言って、私の選んだあの指輪を示したのです。
「買ってあげる!」
…驚くと同時に、意外なほどうれしかったのです。
本当に!?
と、言いながらも、どこかでそれが自分の元にやってくることを、
すでに知っていたような不思議な気持ちにもなりました。
実は母は、自分の退職の記念もあわせて、この指輪を贈ってくれたのです。※
(※数年経ってからの後日談……ところがその後もしばらくお勤めすることになったのでした!なんと 汗)
今までずっと働いてきたけど、これが最後になるから…と。
母は定年退職後も働いているのですが、もうすぐそれも終えるそうなのです。
当日、私の妹はいなかったのですが、妹にも買ってあげたい!と言っていました。
大切にするね、ありがとう!
と言いながら、はじめ提案されたときとは違い、
素直な気持ちで受け取れる自分がいました。
それは母の気持ちがうれしかったこと、指輪選びが楽しかったこと、
そのふたつに加えて、思いがけず、
“私の”宝石を見つけてしまったこと が大きかったと思います。
選んだ指輪のメインの石は、私が近年ずっと気になっていた石でした。
といっても特にその石に詳しかったとか、
実際に手に入れようとしていたわけではなく、
なぜか漠然と、度々その名前が心に浮かぶ、という感じだったのです。
なので、お店で指輪を選んだそのときには、
どんな特徴を持つ石なのか、知らなかったのです…。
ただただ、「これ!」と、魅かれただけでした。
母も、喜びながら、
そんなに気に入るなんて不思議ね、珍しいね、よかったね!と言っていました。
☆☆☆
その日の帰り道、自分でもびっくりするほどに、
その指輪が手元にとどくのをわくわくして楽しみにしている自分がいました。
指輪は、母のも私のも両方、受け取り前にサイズ直しに出したのです。
…そうした楽しい気持ちで、電車に揺られていると、
「プレゼントはお気に召しましたか?^^」
と、ある存在が心に話しかけてきました。
それは…
例の“アメちゃん”でした。
私が驚いていると、
(注:会話はテレパシーなので、実際は、言葉ではない部分もありますが、
ここではわかりやすくするため、すべてを言葉に翻訳しています。)
「あの指輪は、私からのプレゼントです。
私たちの繋がりが“開通した”しるしです。
実際にそれをプレゼントしたのはもちろん母上ですが、
母上からのプレゼントという形であなたに届くよう、私が、手配しました。」
と、言うのです。
こう書くと一見、不思議な感じがするかもしれませんが、
私は、
あぁなるほどー!そうだったのか。
と、すんなり思えたのでした。
なぜなら、あの指輪のエネルギーと繋がったときから、
私の中にははっきりと、優しいけれども強い「力」を感じていたのです。
たかだか「物」なのに、どうしてこんな感じがするんだろう?
と、かなり不思議に思っていました。
それは、自分の忘れていた「強さ」、「確かさ」が、
戻ってきたような感じでもあり、
これまで前面には出せなかったものを、
出してもいい、と、自分で許可したような感覚でもありました。
その「きっかけ」をくれたのがあの指輪で、
もし、忘れそうなことがあるならば、思い出させてくれる象徴になるだろう…
と、わかったのです。
ですので、アメちゃんがそのように私に伝えたことは、私にとって、
彼という存在のエネルギーサポートや、私との間の繋がり、
ある意味では、私の中にある“彼として顕れる”パワーのこと、
そういったものが具現化して、あの指輪として「形」になっているんだな、
という風に理解できたのです。
母の気持ち、見えない存在の気持ち、
自分の中に湧いてきた思いがけない新しい力…
色んな支えが相まって、幸せなイブとなりました。
次回、もう少しこのエピソードはつづきます。(*´∇`)ノ
★対面セッション、スカイプ・電話セッションをしています。★