今回のテーマは、
「見えているそのままを見るか、見えている以上を見るか」です。
見えた通りのそのままを見る。
見えているもの以上のものを見る。
あなたは、この２つの違いについてどう思いますか？
見たまんまをその通りに受け取ること…
見えている以上のものを、そこから読み取ること…
両者には、違いがあるように感じませんか。
ところが、この両者の見方も、「本質的には違わない」
と言ったら、どうでしょうか。
私も以前は、２つの見方の違いにもっと意義を持たせていました。
でも、今では、
どちらにしても主体が私である以上、自分の観念が反映される
という点では同じだとわかりました。
物理次元と、その奥にあるものと。
両者にあると思っていた「違い」は幻想で、
その境目があるという錯覚が消えて、統一されたとも言えます。
どちらの形態をとっても、「私」の反映だからです。
物理的に見える部分であろうが、見えない部分であろうが、
何かを見るとき、そこにはあなたの観念、感情、思考が反映されます。
「見たままを受け取った」つもりのときもそうだし、
「見えている以上のことを考慮している」つもりのときでもそうです。
内側にある世界も、外側にある世界も、同じものです。
内＝外。
物理的に見えるもの（現実にあらわれているもの）も、
物理的には見えないもの（現実の背後にある事情や思考）も、
どちらもあなたの中にあります。
そして、
あなたという「発信源」が何を発信し、どのように眺める（受け取る）か、
どんな観念をベースとして採用しているかで、
“対象”そのものが変わってしまいます。
物理的にも、非物理的にも。
あなたと離れた、分離した「対象」があるというのは幻想です。
すべてがあなたの延長、あなたの投射、「リフレクション」です。
その意味で、今回のテーマで挙げた両者に違いはありません。
中心があなたであるという点では同じです。
見たまんまを見ているつもりで、あなたの観念がベースにある。
見えているもの以上を考慮したり、想像したりしているつもりで、
やはりあなたの観念がベースにある。
どちらもがあなたの意識の延長で、
あなたの経験する物事はすべてそう。
このことを、覚えていてください。(^.^)
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