とても不思議な日々を過ごしています。
こうして、表面的には「ふつうの」日々であっても、その「質」がどんどん変わっていって、同じものの見方には戻らなくなっていく。それが加速し始めたのはいつからのことだろう?
そう考えますが、明確には答えられません。
確かなのは、ここ1、2年はよりその実感が深まり、さらに勢いが増しているということ。
この感覚を説明したいのですが、言葉に表すのが難しく、それで、
「かたくてやわらかく、ものの見方はさかさまで、すでに満たされた位置から眺めている」
というタイトルになりました。
それぞれの日が独立していて、もはや過去との連続性、特に「過去から不要な観念を持続させて引きずるあり方」には戻れなくなっているということを、以前も記事で書きました。
それらは順番に、◆「しがみついてもムダ」という記事、◆「『今』を生きると執着が薄れるのか」という記事、それから◆「新しい自分に揃い続けること1」という記事が該当します。
どれも今回記事と共通のテーマを含むので、ご興味ある方はどうぞ。
かつて考えていた「人間らしい」あり方とは異なるかもしれない、このあり方は、
毅然としていてブレがないけれど、力を込めて何かに抵抗したり、歯を食いしばって戦いながら「自分を貫く」こととは違うし、
気持ちの芯が揺れないけれど、ただ冷めていたり、あきらめによって心が乾いていたりしていることとも違います。(これについては、◆「感情とハート~ハスの花の愛の象徴のお話~」でもふれています。)
そんな「今」の視点から、昔の自分がなじんでいた在り方や世界観を振り返ると、多くの「逆」を発見します。
過去に「こうである」と思っていたことと、今見えるものが、まるで「さかさま」。
昔はこんな風に世界を見ていた……という「記憶」と、今の自分の見方とを照らし合わせると驚いてしまうのです。
たとえば、
◇かつては不足や問題があると見ていたこと、その同じことが今では満たされていて充実していると気づく。
◇「因」と「果」を、逆の順番で理解していたことを認識する。
◇陰を陽と見なし、陽を陰と見なすかのように、さかさまに物事を考えていたことがわかり、ものの見方がガラリと変わってしまう。
「その観点からは、こう見えていたのか。でも、今の観点からはそれは真逆だ」と、つくづく驚嘆の気持ちが生まれます。
そしてそんな風に、別人のように異なる観点を持つことができても、「同じ人の人生」として体験は継続している(ことになっている)。
時間の非連続性を実感してしまうと、不思議でなりません。
与えられた宝物やギフトを、人生のお荷物だと思っていたり。
溢れていて分け与えられるものを、人からもらわなきゃいけないと考えていたり。
要らないものを、必死で望んでいる気持ちになることで、苦しんでみたり。
かぶっていた埃をどざざざーっと払って、まっさらな自分をあらわしてみたら、
「こういうものだ」と学んだ地球人の皮を脱いで、宇宙人のままの眼差しに戻ったら、
あまりに多くのことがシンプルで、しがらみだと思っていたことのほとんどが、まとう必要のない「糸」でした。
それでも自分が、「絡まなきゃいけないもんなんだ」と信じて、色んな糸を自分の人生に採用して取り入れていた、と。
永く、永く知っていた、旧知の自分に戻ること。
それが、私たちにとっては「新しい発見」。
あなたが「慣習にならって」取り入れていた地球世界の観念のあれこれを、自分に必要なもののみ残して、「共鳴しないものにはただエネルギーを注がない」と決めると、いつの間にか色々なことが整理されてしまったような、片付いた感覚になるでしょう。
あれやこれやにがんじがらめになっているような感覚は消え失せて、とてもシンプルになるのです。自分の真実が、葛藤なくあらわれるからです。
すると、「この現実レベル」のあなたは、一度にひとつ、「今」目の前にあるものに向き合うけれど、多くのことをいっぺんに抱え込んで心を重くすることはありません。
恐れや不安から、余分に多方向に気持ちを散らすということがなくなるのです。
あなたは、あなたの人生の中でほしいものには忠実になりますが、ほしくないものをほしがっているつもりになって苦しんだり、他者を基準に「ほしがるべき」と、自分を駆り立てることもありません。省エネです(笑)
あなた自身である「私」という存在の流れに逆らって泳いで、息つぎすらも苦しみながら行うのではなく、あなたはあなたの内から湧いている流れを尊重し、利用します。
「自分と共にある」ことに戻ると、そこからの見え方はいつも満たされていて、あなたは物事がちょうどよく起こっているという感覚を持ち続けます。
何かを求め、新しい挑戦をするときですら、「ない」から獲得するために頑張るのではありません。豊かさの形が変わるだけなのです。
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