今回は「病気の原因いろいろ」です。
ある本を紹介しながら、私の実体験も綴ります。
その本とは、「天使」について語ることで有名なドリーン・バーチューさんの著書。
私が彼女を知ったのは、はじめて精神世界系の会社につとめていた頃。
今でも親しい、大好きな友人が当時同僚で、そのとき貸してくれた本でした。
おおっぴらに認めていなくとも、元々天使をひっそりと感じていた私は、
「天使」について、こんな風に、書いてくれている人がいるんだ…。
と、そのことがなんともうれしかったのを覚えています。
それから、彼女の本は何冊か読みました。
著書によっては、けっこう人間くさいところも垣間見えているのですが、
そういう等身大の部分を書けるということがまず素晴らしいし、
そこを否定してグルになるような人ではないところに好感が持てました。
今では本は読みませんが、過去に参考になったことは確かです。
その中でも、この本(原題はThe Lightworker's Way)、
『天使と歩むライトワーカーの道』
- 作者: ドリーン・バーチュー,宇佐和通
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 単行本
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彼女の人生の歩みが書かれているこちらを読んだときに、
途中でドリーンさんが経験された過食症の話が詳しく出てきて、
私には共感する点がありました。
(私の過去の経験は、★「過去の歩み」のカテゴリでふれています。)
ドリーンさんは摂食障害専門のお仕事をされていたキャリアもあるのですね。
さて、病気というと、
同じ病気の人の原因は、みな同じはずであるという捉え方をされがちですが、
全くそうとは言えないものなのです。
その思い込み(前提)に基づいて「探せば」、
特定の病気にかかる人の共通点は見つかり、ラベル付けできるかもしれませんが、
その中身を見ると、病気という形であらわしているメッセージはひとりひとり違うのです。
たとえば、中学時代から摂食障害を経験した私は、早くから、
拒食症・過食症に関連する本を色々と読みました。
家族関係に焦点をあてたものや、アダルトチルドレン、共依存……
さまざまな観点は、参考にはなったものです。
けれども、過去記事◆「スピリットの声、大天使、アセンデッド・マスター」で書いた通り、
それらの観点は、途中、自分を見つめるのに役立ちはしましたが、
最終的に治癒していく直接のきっかけになったことは、全然別でした。
私の場合、そのことにはっきり気づけたのは、
自分の摂食障害の、変化を観察していたためです。
☆☆☆
私は、成人して数年過ぎるまで、拒食であろうが過食であろうが、
まったく吐かないタイプの摂食障害でした。
もちろん、その頃は体型を気にする気持ちが常にありましたので、
過食の後など、「吐けたらどんなにかいいのに…」と、思っていたくらいです。
それでも、自分から吐くことはできませんでした。
ところが、大人になって、精神世界・スピリチュアルな仕事に携わるようになり、
会社勤めでヒーリングやセラピーのワークショップを担当したり、
個人的にも、アシスタントをつとめるようになってからのことです。
この期間の一時期だけは、急に、どうしても吐くようになってしまいました。
そこに勤めて、1年から1年半くらいが経過した頃だったでしょうか。
もう、その時期だけは毎日のように戻していて、そうせずにはいられなかったのです。
突然そうなったのは不思議でした。(こういう話が苦手な人はごめんなさいね。)
そしてその頃の私は、エネルギーの作用をまったく理解していなかったにも関わらず、
自分を観察していて、あるときハタと、こう気づいたのです。
私、わざと吐いてない? これは摂食障害というより、
吐くことで、エネルギーを外に排出しようとしているのでは?と。
もちろん吐くのは苦しかったですし、そんな状態で通勤していると、
体力的にとてもつらかったのですが、それでも吐く方がスッキリしたのです。
この頃はどうしても取れない疲労が蓄積していて、
まるで常に子泣きジジイを背負っているような体調でした。
(関連記事◆「自分のキャパシティ2」)
吐き切ったら、ミネラルウォーターをとにかく沢山飲み、落ち着いていました。
そのうちだんだん、エネルギーについての認識が自然と深まっていったり、
自分の信頼できる助言してくれる人と出会ったり、ということもあり、
これはもはや単なる摂食障害ではなく、
もともとあった「摂食障害」という型(得意分野?)を利用して、
無理矢理に(吸収してしまったエネルギーを)浄化している感じなんだなぁ
と、わかったのです。
その当時、仕事をしながらはっきり知覚できたことは、
大人数の参加者の方たちがたくさんのエネルギーを解放するワークショップや、
セラピーのお手伝いをしていると、まず、会場にいる時点で、
濃い寒天のような凝った(こごった)エネルギーが場に満ちてくるのがわかりましたし、
(ですから休み時間には、部屋の換気を必ずしていました!)
場合によっては、個人的にアシストした方の、「激しい怒り」や「悲しみ」など、
放たれた感情が体に飛び込んでくる現象もあるということを体験しました。
(これは私のエンパス度がかなり高いからです。)
すると家に帰る道すがら、
何も思い当たることはないのに、どんどん、どんどん、
何かが体の中から暴れだしてくるのがわかって…
自分としてはそれが何なのかはっきりわからないまま、
怒りや悲しみに占領される感じがあり、
家に帰ると、ベランダに出て(そういうときは外に出たかった)わんわん泣いたり、
ひとしきり怒りを感じ切ったりして、入ってきた感情のかたまりを「解放」していました。
…「自分に原因がなければそれも起こらないよ」という観点は、確かに正しいのですが、
これは、ふつうに過ごしていて起こるレベルの「共鳴」とは違うものでした。
まさに何かが“飛び込んでくる”という感じ。
やはり、扱っていた仕事の内容によるもので、そこで体感するエネルギーは桁違いでした。
これらの現象の対処の仕方がわからない頃は、もうそういった世界に関わりたくなくて、
一時的に、精神世界・スピリチュアルから完全に遠ざかっていた時期もあったくらいです。
結局、様々な経験をした後に、
摂食障害(たとえ表れる症状はわずかでも、伴う諸症状や強迫的な考えなど、根本にあるもの全て)が治癒したのは、
自分の夢日記をきっかけに、魂的な現実、同時に存在している霊的な次元に気づき、
自らのその知覚を認めてからだったのです。
自身の魂の真実や、才能に気づいてから、と言ってもいいですね。
私の場合、人生において、そこを分けないということが不可欠だったのです。
現実・非現実と分けて、非物質的な領域を活用しないあり方を、改める必要がありました。
私という存在の、この人生の個性では、
ここに生きながら、その両方をしっかり認識することが必須だったのです。
先にご紹介した本のドリーンさんの過食症も、ご自身の、
大勢の前に出て、天使について話している姿という、たびたびやってくるヴィジョンを恐れ、
必死でそれを否定するための代償行為だったということが記されています。
病気の原因はさまざまです。
でも、どれもが、大切なメッセージを携えています。
病気を嫌うのではなく、
また、ただ表層的なラベル貼りをして分類し、切り捨てるのではなく、
そうした「表現」を見せてくれたことに感謝して、生かしていきたいものですね。
☆このお話は、こちらの記事に続きます。
◆「エンパスの現象、補足☆」
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