今日のタイトルは、「非対応力、中心にある静けさ」。
非対応力と言ってしまうと、本当は語弊があるのですけれど、
イメージを掴んでもらいやすいかなと思い、使っています。
何かと「対応力」をのぞまれる場面が多く出てくる、私たちの人生です。
ですが、今回お話ししたいのは「非」対応力です。
これはどういう意味なのでしょうか。
これもまた、対応の仕方のひとつであり、実際には対応力ということになりますが。
一生懸命対処しているのに、うまくいかないことがあります。
全力で対応しているのに、望む結果にはるかに及ばないことがあります。
でも、そこで、「あぁやっぱり私は無力なんだ」と、定義づけしないでください。
そのように結論づけずに、
自分のエネルギー、目に見えない内面的な意識を、
どう使っているかを振り返ってみるのです。
内面こそが現実です。
もし自分の中に、「何かと対立している」とか、
「外に、敵や、悪いものがあって自分に向かってくる」というような観念があれば、
その観点からは、自分の行動がどんなに調和を生むためのものであっても、
根本解決にはいたりません。
内側で保持している観念に沿った「対立のエネルギー」、
「分離のエネルギー」が、効力を持ったままだからです。
「外」にあるものにどう対応するか…
その視点からでは、本当のところが見えていません。
「外」に見える事象も、自分の一部なのです。
自分の一部を切り離したり、何か恐ろしい「向かってくるもの」と捉えると、
常に自分の一部を信頼しないという状態になります。
…そうではなくて、必要なのは、
それ(外の世界や事象)は自分なので、“共に流れている”
という視点です。
「夢を見ている自分と、夢そのものを分けてしまう誤り」から抜けるのです。
この視点を持つと、私たちが何かに「対応する!」というときに、
反応をもとに自動的に対応していないかどうか、見分けがつくようになります。
自分と世界を分けたままのまどろみ状態による“反応”からは、
最善の対応をしたつもりでも、きっと限界を体験します。
なぜなら、
自分の観念がそれ(分けることによる限界)をつくっているからです。
そういった観念からは反応、行動しないという選択。
意識的な「非対応力」を身につけることができます。
これを別な表現で言えば…
「ひとつのものである」という見方と同時に、逆説的に聞こえるかもしれませんが、
出来事・事象と、自分との間に、ワンクッション「距離」を挟めるということです。
夢を観察するように「眺める」ことができるということです。
そして、
考えつく(これまでの)選択肢が、どれも理想的でない場合には…
その中から選ばない、「対応しない(非対応)」
という選択肢もあるということが理解できます。
一方で、
自分にとっての本当の対応、答えとなるものを見つけた際には、
ふわ~っと抵抗が消えて自由な感じがします。
その感覚を、あなたも自分で必ずわかりますよ!
台風の中でも、嵐の中心部には静けさがあるように…
どんな状況のさなかでも、どんな世界を体験していても、
自分の心の奥の中心には、「静けさ」がある。
身をもってさまざまな体験をしながらも、
その静けさの中心から選択し、行動することができるということを、
私たちは、常に思い出すことができます。
ヒーリングも今回のお話と関連していますよー☆↓
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