今日のお話は、「合う場所、合わない場所」です。
タイトルでは、わりとピンポイントな「場所」という表現にしていますが、
合う土地、合わない土地についての話としても、内容は同じになります。
植物も、適した場所に植えると元気になるように、
人にとっても個人個人、「合う場所・合わない場所」というのはあります。
スピリチュアルカウンセリングの個人セッションでも、
メインとしてではありませんが、ときどき、そういったお話もします。
ご依頼者様のエネルギーをみながら、インスピレーションやメッセージがあった場合、
またはご希望をいただいた場合にです。
これについて今日は説明してみましょう。
以前、四大元素についての記事を書いたことがありました。
自然界だけでなく人も持つ火、水、地、空気(=風)のエネルギーについてです。
この4つに分ける分類法に限らずとも、どの人も、
「すべてのエネルギー」を自分の内に持っているものなのですが、
それぞれの個性に応じて、どんなエネルギーの傾向があるかは異なります。
単純に言えば、
ある人は、火のエネルギーが強く、他の要素は控えめであるとか。
ある人は、水と気のエネルギーが前面に出ているとか。
それぞれの「ちょうどいい」、自然なバランスがあるということなのです。
そのように、ひとりひとりの固有のエネルギーが異なるので、
エネルギーレベルでの「快適さ(合う・合わないの感覚)」も人により異なります。
たとえば、私が観察している範囲でのお話ですが、
「海のすぐそばに住みたい」、「海沿いの土地で暮らしたい」
というタイプの人には、共通して、「火」のエネルギーが強く見えました。
(※繰り返しますが、どの人もすべての要素のエネルギーを持っています。
ただ、どんな配分でそれらを使っているかという違いです。)
本人がそれを自覚しているとは限らず、あくまでエネルギー面での話です。
自覚を伴わないこともあるのは、本人にとってそれがナチュラルな状態なのだし、
たとえば「火」が強いからといって体温が高めの体質、とかではないのですね(笑)
むしろこれは、アーユルヴェーダでいう「消化の火(アグニ)」であるとか、
心的、内的な機能の面での「火の要素」が強いと考えていただくのが妥当です。
でも、「元来」そうである状態から、バランスが崩れてしまっていることもあります。
たとえば、「火」の要素が強い人が別の要素にあまりにも傾いていると、
ご本人としては、調子が悪いと感じたりするわけです。
話を戻して、たとえば(これは一例なので、細かく見ると別なケースもありますが)、
なぜ、「火」の要素が強い人が海沿いで暮らすことを好むかと言いますと…
やっぱり、これも全体的な「バランス」をとるための自然な働きで、
強めに持っている火の要素に対し、水のエネルギーで調和を取るということなんですね。
一方で、異なる元素のケースとして私自身を例にあげると、
私は「水」と「風」のエネルギーがやや強くなりやすい傾向にあるのですが、
そんな私は、あまり「海のすぐそば」に住みたいと思ったことはありません。
海であり得るとしたら、南国のように、十分な「熱」のある土地での海沿いならOK。
あるいは、大陸のエネルギーが強くて、海にかき消されないくらいどっしりした所。
それ以外の海のそばは、定住するには、私には「水の気が多すぎる」と感じるんです。
すすんで選びたいとは思いません。
たとえば一度行ったことのあるアリゾナ州Tucson(ツーソン)のような、
太陽のエネルギーが強くて、湿気のない、サボテンがいっぱい生える土地などは、
案外気持ちのいいものだなと感じました。
つまり、「地」と「火」のエネルギーが豊富なところを快適と感じます。
または、緑のあおあお生い茂る山や、火山のある土地、温泉の湧く地など。
そういったところに魅かれます。
やはり熱(火)や、大地のエネルギーを求めていると言えます。
こういったバランスは、もちろん時とともに変わることもありますが。
特に意識せずとも「好み」として、あなたも自らのバランスを取っているんですよ。
ですから、
「なんか、ここは合わないな…」
「もっと、こういうところに住みたいな…」
もし、そんな思いが湧いていたら、その土地や場所の良し悪しの判定に関係なく、
動ける場合は思い切って動いてみるのもおすすめです。
たとえ、物理的な条件がすごく良かったり、
誰かにとって「良い気」、「いいエネルギー」の土地や場所と認定されていても、
あなたにとって心地よくなかったら、意味はないんです。
それと、この感覚は先述したような四大元素のエネルギーだけでなく、
あなたの個性の他の要素にも、関係しています。
たとえば、「歴史のある土地(過去に、特定の文明が栄えた土地)」。
そこがすごく心地よいという場合、あなたは別の人生で実際にそこにいたり、
その場所に憧れて住みたいと思っていた可能性があります。
一方で、なるべくニュートラルな感じがする土地を好む人もいますよね!
それにも、やはり内的な事情があるのです。
商店街や住宅が立ち並ぶ、にぎやかな環境に安らぐ人もいれば、
ビルの多い都会的な環境で、落ち着く人もいます。
背景はそれぞれですから、
理由はわからなくても、あなたの感じる素直な感覚に、自信を持っていいんです。
最後にお伝えしたいのが、
「今住んでいる場所が自分には合わないと感じているのだけど、
すぐには移動できそうにない」ときのお話。
色々なご事情やタイミングもあって、
「どうにもこうにもなじめない場所ではあるけれど、簡単に移動もできない」
という場合があると思います。
そんなときには、少なくとも、
あなたの暮らしている空間を、できるだけ「愛してください」。
できる範囲でいいですので、自分好みに、楽しく、整えてください。
好きになれない場所だと、「いつかはここから離れたいから」という理由で、
なかなか手入れする気にもならなかったり、愛着を持てなくなりがちですが、
あえて、逆のことをしてください。
そこが自分のお気に入りの場所だというように、愛でるのです。
好きなものを置いてみたり、あなたが快適でいられるように、変えてください。
その土地や部屋に愛情こめて話しかけ、
「ここにいさせてくれてありがとう!」
と伝えて、ぜひ仲良くなってくださいね♪
こうすることで、「あなたが」エネルギースポットを作れるんです。
あなた自身が、心地よいエネルギーを放射する源となり、結果として、
その場所の調和を生むことができるんですよ。
★スピリチュアルカウンセリングその他メニュー★