今回のテーマは、「誰かのためなら頑張れる?」です。
自分だけのために頑張れる、という人は少ない。
「誰かのために」という気持ちを持っているとき、
思っていた以上に頑張れたり、力が湧いてきたりする。
このことを、経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
「誰か」に該当する対象は人によって異なるでしょう。
お子さん、ご家族、恋人、友達、あなたが助けたいと思った人…
というように、「人」が対象になることもあれば、
動物や植物、環境、何かの理想というように、
対象が人ではない、あるいは人に限定されない形を取ることもあります。
いずれにしても、その対象が何であれ、あるいは“結果”が実際に、
「誰かのためになっているか、どうか」すらも関係なく、
まずは気持ちの上で、「誰かのために」と思うこと自体が、
あなたの張り合いになったり、目的意識になったりもします。
その意味では、
私たちはいつも何か「対象」を必要としているような気もします。
誰かがいるおかげで…対象があるおかげで…
自分が満たされる。
それは美しいことでもあるのですが。
ただ、その対象となる「誰か(何か)」がいなくなったとき、
あるいは立場や状況が変化したとき、
まるで、目的を喪失したようになって、
自分は何のために生きているのかわからなくなる
という場合もあります。
そんなときには、思い出してください。
対象となる「相手」は、あなたの想定の中に確かにあったけれど、
あなたの世界の中で、そのように自分の意識を置くことで、
自分を満たしていたのだということ。
「対象」が姿を消したように見えたり、
あなたをもう必要としなくなったように見えたり、
あなたの出る幕は何もなくなったのだとしても、
あなたが元々していたことは、究極的には「誰かのため」ではない。
「あなた自身のため」なのです。
そこに、意識を戻してください。
「対象」は外にいないのです。
自分の外に、対象がある、とそのように信じることで、
私たちは、自分のことを多角的な角度から体験することができます。
そのように「自分自身」を分離させた視点で…
他者と自分と、という関係性として「仮に」見つめてみることで、
私たちは「自分をより知る、発見する」機会を作っているのです。
ですから、自分で設定した「形」というものの方に、目を奪われずに。
あなたの内にあるものを、これまでどのように信じて使ってきたのだとしても、
その“信念の中身”である「外の状況がどう変わっても」、
あなたの存在はこれからも、あらゆる形で自らを表現していくのだと。
どんな風に「形」を変えても、やはりあなたは創造し、自らを遊び続けるのだと。
まるで、「対象があったからこそ」、湧き出たように見えたものは、
元々あなたの中に、あったものでした。
あなたがそれを発見したなら、やはりまた次のプロセスが始まります。
このことをぜひ、思い出してくださいね☆彡
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