今回のテーマは、詳しく話そうとしたらこれだけで講座が1回確実にできてしまうのですが…
「自分のエネルギー世界を把握しよう」。
そして同時に、6月3日(土)の「死への理解を深める」講座にも関連してくるテーマです。
3日の講座では“死”に関連する話題の全般、亡くなった後のことや、生まれる前と私たちが考えている状態はもちろん、死の体験を統合的に理解するための様々なトピックを、ご参加者の質疑応答にも合わせてお話しする2時間です。講座後には、希望者が集まっておしゃべりする懇親会もありますよ。お申込み受付中です♪
この記事では、今私たちが「生きている」と思っている間の日常生活でも、自分自身のエネルギー世界を把握することの大切さ、をお話しします。
まず、基本として理解していただきたいのは、私たちはそれぞれが「個」として異なる個性や視野を持ちながら、同時にひとつの「存在」に繋がっているということです。
でも、これを果物のブドウの房に個々の実がついているようにイメージしていただくよりは、そのような三次元的な発想を超えて、「同時に・ホログラフィックに」その構造を捉えていただかなければなりません。
つまり、Aさん、Bさん、Cさん…という人たちを例に挙げれば、Aさんも、Bさんも、Cさんも、それぞれが「別の角度(視座)にフォーカスしている全体」であるということです。
あたかも「部分」のように見えて、実はどの「部分」も「全体」が化けてその姿をとっている、とそんな風に想像していただくとよいかもしれません。
この構造は、人間の思い描く「形」を超えています。
あなたは今も全体であるし、ある視野にフォーカスしている「部分」を経験してもいます。
そしてまた、Aさん、Bさん、Cさんのたとえでいうと、AさんもBさんもCさんも、それぞれが、おのおのの自分の現実の「創造者」です。
誰にとっても、自分の現実の「決定者」は自分です。
ところが、この「地球体験ゲーム」の現実が厄介に見えるのは、私たちがそのことを忘れていて、「他者からの影響を受けて自分の人生が動いている」と簡単に思い込み、自分の意識の中でそのように信じて経験するからです。
本当は、
Aさんは、Aさんの認識できるどこまででも、Aさんバージョンの宇宙(現実)をまるごと持っています。
Bさんも、Bさんの認識できるどこまででも、Bさんバージョンの宇宙(現実)をまるごと持っています。
Cさんも同様です。
私たちは、それぞれが「自分バージョンの独自の現実」を創りながら、その中で、他者や他の存在も「自分の創造の一部として」体験します。
この説明を難しい…と感じる方がいたとしても、ここでは、「私の現実の主導権は私自身にあったのだ」と心に留めていただければ十分です。
そのようにあなたは、あなたの「操縦席」に座っていて、あなたの現実という映画を制作し、自らのスクリーンに映し出し、体験もする存在なのですが、先述のように、私たち地球体験をしているメンバーは、自分のその「立ち位置」を忘れがちなのです。
ここでこの状況をわかりやすくするために…こんなたとえ話をします。
ガンダムみたいな、あなたの肉体の体よりずっと大きいマシーンを想像してください。
…と言いつつ、私はガンダムの内容や仕組みに露ほども詳しくないのですが、確かあれって、人型をしたロボットの中に操縦席があって、そこに人が乗ってガンダムを操縦しますよね?
このたとえで言うと、ガンダムはあなたの「現実」です。
あなたの肉体だけでなく人生(体験する世界)すべてを含む「現実」です。
あなたは、身体的に操縦席のレバーやボタンを押したりして「現実ガンダム」を操縦しているわけではなく、自分の意識によって操縦しています。
みんなが一人一台、自分の「現実ガンダム」を持っています。
そして、操縦自体ができない人はひとりもいません。その技術はみんなが身につけています。
ところが、あなたが自分の操縦席を精神的に「降りてしまう」様子を想像してください。
あなたは決して、その席から本当に「離れる」ことはできないのですが、心の混乱から、操縦することを放棄してしまうのです。
あの人の方が操縦うまくね?
うわー、この人の力はすごいわー。操縦を任せちゃいたい。
私は本当は右に曲がりたいんだけど、あの人の勢いに負けちゃうから、左に行くしかないわ。
諸々の理由で、あなたは、「自分の意思に従って操縦する」ということを、あきらめようとします。
それが自分の不快感や、不調和に繋がっていくとは気づかずに…。
それはそうです、あなたはあなたに必要な能力や叡知をすべてちょうどよく「標準装備」しているのですから。あなたの人生の操縦席に着けるのは、あなただけなのですから。
「他の人が~」
「世の中が~」
ということを理由として使うとき、あなたはそれすら、あなた自身のガンダムに含まれる要素だということを忘れています。
地上に見られる様々な「対立」は、それがどんな形のものであれ、元をたどればエネルギーの対立、エネルギーの不調和です。
そしてそれは「相手と」の間で起きているように見えて、実は、あなたがあなた自身の操縦席に着くことのみで、調和させられることなのです。
あなたがしっかりあなた自身の操縦席におれば、あなたのエネルギーは安定した、穏やかなものになります。
そして、「現実」はそのエネルギーに従います。
このポイントは、シーザー・ミランの犬の「飼い主」のための訓練にも共通していますね。
記事でも、エネルギー的なヒントが多いとおすすめしたのはこの観点からです。
あなたの心の中にある多種多様な観念が、場合によっては、あなたのエネルギーを曲げます。
本当はそう思っていないのに、行きたくない方へ行ったり、
あなたの「操縦席」にいるわけではない「誰か」の言葉や態度によって操縦が乱れたり、
挙句は、自分がどうしたいかわからなくなったり。
それは、「他者や外の状況」という見せかけを借りて、実は、あなたの信じている観念による影響なのです。
ですから、あなた自身の心の中をチェックする必要があるのです。
あなたのエネルギー世界がどのように動いているか、自覚的に、把握する必要があるのです。
たとえば、
あっ!あそこで、エネルギー的に怯えて、操縦席から手を放してしまった!
と、そう気づいたときには、一体何があなたの「恐れ」となったのかを見つめます。
決して、対象となった具体的な「相手」を見つめるのではありません。なぜなら、相手はあなたの鏡面に写るあなた自身の一部だからです。
鏡に映るものは、自分を見るヒントにはなっても、そちらは「二次的」なものですね。
本質は、あなたの心の方にあります。
あなたのエネルギー世界で、何が起こっているのかを調べ、把握しましょう。
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