今回は、「こんな近くにあったんだね(愛の話)」です。
通り沿いのイルミネーション☆
★★★
「こんな近くにあったんだ!」
それなのに、気づかないでいる。
この人が、こうなったらいいのに…
これが、こう変わったらいいのに…
そんな風に、自分の期待している一方向だけをじーっと見ている。
そこから何かを受け取ろうと、力いっぱい揺さぶったり、
望んだものがもらえない、愛されていないと失望する。
人生を、苦しいものとして、灰色に染める。
欲しがっているそれ、望んでいるそれは、
あなたの世界に、すでにあるのに。
これまでも、ずっとあったのに。
ない、ない、と探している。
ほしがって、ほしがって、ほしがっている。
あなたのすぐそばで、
あなたの肩を何度も叩いているのに、気がつかない!
別の所を見続ける、
不幸に釘付けになる、
そこからやってくるものを凝視している……。
愛のヒーロー・ヒロインは、あなたの身近に。
物語のヒーロー・ヒロインの正体がそうであるように、
誰も、それが彼・彼女だとは気がつかなくても。
あなたにも、愛はふんだんに注がれていた。
あなたは、知らないかもしれないけれど。
そしてあなたもまた、知らずに誰かの、ヒーロー・ヒロイン。
あなたが生まれたとき、
心から、あなたの幸せを願う者がいた。
その思いの、ほんのひとかけらでも、あなたが感じることができたら。
あなたの人生が良いものであるようにと、
どうかよい一生をと、心からあたたかく、祈っていた者がいた。
その思いの、ほんのかけらだけでも、
あなたが気づいて、受け取ることができたらね……
「いつもそれは、こんなに近くに、あったんだね。」
★★★
あなたに向けられた愛を、あなたが本当に気づけているかというと、
残念ながらそうではないことがある。
誰かがあなたのことを思ってくれていて、
それがあなたの想像以上のものであったとしても、
あなたは知らないまま、自分をとても粗末に扱うこともできるし、
そんなことはおかまいなしに人生を嫌って呪うこともできる。
誰かがあなたに大きな愛を送っていても、
あなたはそっぽを向いて、「愛がない」と思い続け、
「私は結局ひとりだ」と感じることもできる。
そして、思うようにならない人生に、内心絶望しているかもしれない。
★★★
ある人が
世界中を巡って
それを探した
ほうぼうを歩いて
たくさんの人を訪ね歩いた
見つからないと思った
手に入らないと思った
人生をむなしく思った
それがすでにあるということを
わからないばっかりに
探し疲れて
ふと振り向いたら
澄んだおいしい水の湧き続ける泉のかたわらで
喉が渇いているようなものだった
★スピリチュアルカウンセリング★