今月27日の講座、「時間と空間はあなたの中に！」の内容紹介で、扱う予定のトピックの中に「コミットメント・フォビア（コミットすることの恐れ）」という語を入れました。
◆「7月27日（土）講座『時間と空間はあなたの中に！』ご案内」
お申込みは受付中です。
繰り返しパターン化している遅刻癖や、物事を達成できない傾向、あるいは、常に時間がないと思っている癖など……
時間・空間に結び付けて表現されがちな観念についてお話しします。
と、説明に書きましたが、これは特定の「正しさ」を追い求めるためのお話ではありません。
つまり、こうする「べき」という基準を提示するための講義ではないよということです。
私たちのエゴがどんな風に思考を働かせ、どのような行動パターンを表すかの例として、面白いので扱うことにしました。
そもそも、人生は意識的に「コミットメント」を認めないと悲惨なことになるのですが、今回の記事ではそのさわりにふれます。
詳しくは、前述のような講座か、個人セッションであなたに即した具体例を交えながら、理解を深めていただくのが適しているだろうと思います。
タイトルは、「人生はコミットメント。エゴの提示から脱却する」です。
決めたくないし、決めてない！そんな風にダダをこねるのは誰？
コミットメント……ここでは、責任を持って約束をすること、決意し実現に献身することとして語の意味を捉えていただけたらと思います。
あなたの中にある「コミットする力」はとても大切で、それを意識的に使いこなすことは人生のキーです。
なぜなら、無意識的に（自覚していない状態で）そうするにせよ、意識的にするにせよ、あなたはその力を常に働かせていて、放棄できないからです。
自分がそうしていることに気づかずにいる
というのはどういうことかというと、「私は受け身で、決定の力を持っていないと思っている」ということです。
つまり、あなたの人生は、ままならないということ。
人のせい、状況のせい、体のせい、世の中のせい……
自分にはどうにもできない誰かや何かに左右されて、自身の力などは微々たるもの。
生きることにおいて「私」の意思には効力がなく、無力だ、と考えるということです。
この考えを持っていると、あなたの人生は被害者意識に満ちてきます。
当然、なんとかして「外」をコントロールしようとしますが、それは苦労します。
必ず「敵」や、あなたの邪魔をする何かが出てきて、しかもそれを、自分の世界から消すことはできないので、嫌になってきます。
誰がこんな現実、生きたいって言ったよ？
誰が私にこんな人生を強いてるの？
冗談じゃないよ。私は望んでない。私はこんなの、決めてない！
あなたの考え得る選択肢は望まないことばかりなので、何にもコミットしたくありません。
コミットメント自体が、忌々しいのです。
決めたくない、決めてなるものか！
これがエゴのものの見方であることに気づきましょう。
エゴの提示する選択肢から脱却しよう
人が怒りや悲しみ、絶望を抱えるのは、エゴの示す選択肢を凝視しているからです。
それを生きなければならない、
その中から選ばなければならない、と感じているからです。
エゴの提示する選択肢は苦しみに満ちており、あなたはそんな人生を生きたくありません。
でも、エゴはこう囁きます。
これが人生だよ。
みんな、そう、生きているんだよ。
だったら、あなたはこの世にいたくない。
生まれたくなんか、なかった！
その拒絶や苛立ちの感覚をしっかり直視してください。
真実の自己と一体になっているときは、自己分裂がないので、そのような感覚は生まれません。
あなたは無力ではありません。
スピリットであるあなたは、自分が満たされた存在で、この体験に「よろこび」を表現できると知っています。
エゴが提示してくるあれこれを、退ける強さがあなたの中に宿っています。
そうでないものをクリエイトできる力が、あなた自身にあります。
実際、それはエゴに従っているよりもずっと「楽」なのです。
あなたの自然な状態を表現するということにすぎないのですから。
覚えていてください。
もし、人生が苦しみに満ちているのなら、
あなたはエゴに従い、エゴの提示する選択肢の中だけに目を向けて、物事を決める習慣があるんですよ。
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★7月27日（土）14時～17時の講座「時間と空間はあなたの中に！」★
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