暑さで寝苦しい夜でも、眠れた合間に宇宙船や宇宙人(異星人)が出てくる夢だの、明晰夢だのがあることは変わらず、いつも以上に寝ている時間がめまぐるしい気がする今日この頃。
いずれまた夢の体験も記事にしたいのですが、今回は日常から実践することができる、意識の向け方や心のあり方のお話。
「忍耐が必要なとき、深刻になる代わりにできること」です。
物理的変化が起こらなくとも、心のあり方は変えられる
地球の人生では、時間を体験します。
あなたが「これは変化してほしい!」、「今とは異なるこんな形で成就、実現してほしい!」と思い描く物事があっても、そうなるまでに一定の時間が必要だということがあるでしょう。
生きていく中で、どうしても時の経過をともなう事柄、
たとえ順調に進むのだとしても、しばらくは「忍耐」が不可欠だという状況に出くわすことがあります。
指をパチンと鳴らしたら物理的状況のすべてが変わっている……とはいかず、私たちは移行の期間も経験します。
とはいえ、
物理的現実で生きているのだから、それは仕方ないよね。
しかるべき時が来て状況が変わるまで、我慢するしかないよね、と思い込む前に。
思い出してほしいのです。
あなたの意識、心、内面の世界は物理的現実に属してはいません。
つまり、あなたの意識は「今」変えられるということです。
心のあり方は、いかようにも変化させられるし、そこに時間は関係ないということです。
「やがて状況・状態が変化すれば、心のあり方もそれに伴って自然と変わる」という考えが、当たり前だと思っていませんか。
それが当然に感じられるなら、あなたはまだ逆のサイクルに従って生きています。自分の意識が何をしているかを忘れています。
ここでお話しするのは、物理的変化を「待つことなく」、あなたの体験したい現実を自ら選ぶための方法です。
深刻になっているときにも、自己を観察しよう
望む状況・状態になっていない「今」をやり過ごそうとするとき、深刻になってしまうことがありますよね。
現在の苦しさや、気に入らないこと、耐え難いことに意識が行ってしまうのです。
心の中でそれらが大きくなり、望ましい状態へ物理的に「変化するまでの期間」が果てしなく長く感じられたり、それまで忍耐が続くかどうか不安に思ったり、ただただ現状が苦痛で仕方なくなったりします。
こんなとき、そうした感覚を抑圧することはおすすめしません。
湧いてくる思いや感情が「ないふり」をしても、それらは消えはしないからです。
もし蓋をすることに成功したと感じても、エネルギー的にはしっかり存在しています。
自分を説得しようとし、自分自身と心の中で議論しているとき、あなたの中には明らかに別のことを信じている部分があるのに、それをあなた自身が認めていないということです。
自己内でそんな闘いをする代わりに、観察してください。
あなたが何を思い、どんな感情を生み、どんな気分でいるのかを。
自然と湧いて、流れてくるそれらを、蓋をしたり無視することなく「見る」のです。
すると、そうした感覚と一体化している自分がすべてなわけではないということ、すなわち、「同時に観察している自分(それに気づいている自己)が存在している」ことが理解できるでしょう。
湧き上がってくるものを見ているあなたは、それらに興味を持って、認識しています。
出てくるものは、何も危険ではありません。それらは無害で、オールオーケーなのです。
思いや感情、感覚と、観察する自己との間に、適度な距離があることに気がついています。※
(※ポジティブシンキングなどで無理矢理そうするわけでないことに注意してください。)
それらと一体化している自分が「私」のすべてである!という考えは錯覚だとわかります。
思いや感情、感覚の「奴隷」状態だった(それらに翻弄されていた)自分という思い込みから自由になると、「選択」があることに気がつきます。
あなた自身、選択できる存在なのだと、思い出すのです。
どんなあり方で、どう過ごすことを選択する?
外のいかなる状況も、あなたの内面を決定付けはしません。
大切なのは、あなた自身が内側で何を信じていて、どんな作業が行われているかです。
あなたは、自分が何をどう解釈しているかに正直でいる必要があります。
そうして初めて、必要な「修正」を行うことができるからです。
このとき軌道修正するのは「外の状況ではなく」、自分自身の心のありようだということを、しっかり思い出してください。
忍耐が必要だと思える状況が物理的に存在していても、「いつか何かが達成されるまで」、「将来的に状況が変わるまで」、あなたの幸福や満足感、楽しさを先延ばしにする代わりに、今存在している最高の現実を生きることができます。
今、それがない!
今は叶っていない!
現在はこんなに苦しい……もちろん、いつかは変わるかもしれないけど。
そう考えて悲しんだり、怒りを覚えたり、不安になったりする代わりに、まずは先述の観察のプロセスを実行してください。
体験していた思いや感情、感覚を観察することができれば、「望まない、どうにもできない今という思いを噛みしめ、どっぷり深刻になること」に飽きてきます。
あなたの視点は舞台上で劇を無我夢中で演じている者ではなく、その劇を眺めている者の視点に切り替わったからです。
延々と同じ劇、それも不快を訴える劇を見ているのは、飽きてくるものなのです。
ほかの楽しい劇を見たいし、そちらを体験したくなるでしょう。
そこであなたは、習慣に流されて無自覚に選択するのではなく、自覚を持って、自分の望みに沿った選択をし、行動します。
あなたは「今」に、何を望みますか。
あなたは、過ごしたいように今を過ごすことができ、思い描く最高の現実を常に実現していいのです。
いつか将来に、ではありません。
でもね、この物理的状態が変わらないと、そんなことは無理なの。
……という言い訳は、あなたにふさわしくありません。
あなたは、自分の意識から物事は変わるのだと、知っているからです。
それを切り替えるスイッチは自分の中にあると、本当はわかっているからです。
どんな物理的状態があるにも関わらず、あなたは「今」できうる最高の楽しさ、よろこびを、「現在において」体験することができる。
深刻さにこだわらずに、今を楽しむ提案をしてくる内側のささやきを、受け取ってください。
あなたが今日できる、最高に楽しいことや、心安らぐことは何ですか。
家族や友達と、あるいはひとりでゆっくりと、くつろいで食事することかもしれないし、お花や空を眺めることかもしれない。
お茶を淹れることや、好きな香りを楽しむことかもしれない。
自然の風を感じたり、季節の空気を味わったり、生物とふれあうことかもしれない。
どんな内容でも、それは必ず、今のあなたの手の届くこと。
あなたなりの「今実現できる幸せ」をあなたは知っていて、自分に対しそれを「おあずけ」にしないことが大事です。
「望む状況が訪れるまで、私は楽しめない。この物理的状態が変わらない限り、深刻な気持ちは変わらない。」と、そんな風に決めないで、今どんなよろこびを自分が現実にもたらすことができるかに注意を向けてください。
深刻になるときの「視点」はどこにある?
子どものとき、探検ごっこや冒険ごっこは楽しいものでした。
そうした遊びをしたことがない人でも、想像してみてください。
困難も、試練も、ゲームの中での状況なら、ワクワクするものです。
ドキドキしても、余裕があります。ゲームの中にいる自分を体験し、その世界内で起こる色々な物事を味わいながらも、「ゲームの世界の外から、ゲームを使って遊んでいるプレイヤー」である自分自身のことを認識できているからです。
あなたがある状況に「はまっている」、「自分の意思ではなく、そこに陥れられた」と考えるとき、現実とは深刻なものにならざるをえません。
遊んでいる自分という視点を忘れているので、「襲いかかる」困難は、面白いどころか決して訪れてほしくない脅威でしょう。リスクやチャレンジや予想外のシナリオを避けたい気持ちも働き、あなたの頭の中では回避のための色々な戦略が作られ、不安事項のシミュレーションに忙しいと、自分の素直な感覚を認めることは難しくなります。
そんなモードにあると気づいたとき、祝福してください!
気づけたあなたに、心の中で拍手を!
認識できれば、変えられる。
あなたの「今」という現実を、どんな質のものにしたいかは、
いつでも、どんな状況でも、
「あなた自身の内側という拠点から」今、選択できるのです。
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