BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

死はないって、本当にわかってる?~「死」に託している幻想を自覚する~

今回は、「死はないって、本当にわかってる?~『死』に託している幻想を自覚する~」

かつて、私にとって、概念上の「知的な理解」としてではなく「死」はないと真に思い出したことは重要なポイントでした。

それは言い換えると、身体や物理的現実に制限されていない自己を思い出すことであり、「私は誰(何)か」という根本に立ち返るのに欠かせないプロセスでした。

スピリチュアルな知識として、「死」を捉え直すことができている人は多くいるでしょう。
私たちは霊的存在であり、死後も存在し続けるのだと。

けれども、もしあなたが「死というお着替え(ある人生の肉体を通した経験を離れること) 」を本当に理解しているなら、「今」への取り組み方も変わるはずなのです。 

死んだら解放される?では、一体何から?

死を「解放」と捉えている人は多くいると思います。
死を恐れる人もいる一方で、死とは「自由になること」、「楽になれること」だと考えている人もいるでしょう。

その場合、何から自由になるの?どう楽になるの?
ということを突き詰めると、

この人生全般から、
地球上の生活から、
物理的現実から、
身体から、
過去の記憶や感情、習慣から、

今の自分という立ち位置や、個性から……

などが浮かんでくるかもしれません。

どのような答えでも、それが本当に「死」によって手放されるのかを、よく考えてください。

あなたは「今」も霊であり、この現実を創造している 

ここでは「霊」という言葉で説明しますが、あなたは死んだら霊になるのではなく、たった今も霊なのです。
つまり、今でも肉体に依らない「存在」です。

物理的に自己を表現する経験にフォーカスしているだけで、たとえ物理的な表現をとらない選択をしたとしても、いずれにしてもあなたは存在します。

「でも、地上で生きている間は、体に拘束されているでしょう。」
「物理的な現実では、自分の望む通りにならないでしょう。」
「物質や他者って、私とは独立して存在しているでしょう。」

そうした考えのどれもが、私たちが集合的に、また個人的に、信じてきた「思い込み」です。

「物理的現実と、霊的な現実を分ける」という二元化した考えです。
そこに境界や分離があるという観念です。

この目くらましに、気づくことができますか。

たった今、自分の意識の中にある現実を経験している。死という移行があっても、それは同じ。 

「今」あなたが手放せないことを、死んだら「自動的に」手放せるのでしょうか。
この質問を、ご自身に問うてみてください。

「今」あなたが信じていることを、死んだら突然信じなくなるかというと、そんなことはありません。

難易度の違いはあるかもしれません。
このゲーム(物理的現実)と、異なるゲームとの性質の差や、視座の差によって。

でも、一体そのどちらが「難しい」のかは、視点によります。

私たちは、このゆっくりと凝固する世界で、自分の思考を「即座に体験しないで済みます」。
自分の思いが即、現実になる世界と、果たしてどちらが扱いやすいのでしょうか。

意識が現実を創ること、観念の働き方は、死後の経験においても変わりません。
基本は、同じなんだということです。

「死んだら、自由になれる。」

あなたが今、自分の意識によって物事を経験していることを自覚しているなら、この発想がいかに錯覚であるか、矛盾しているかがわかるでしょう。

死んだときに自由なら、あなたは今、自由であるはずなのです。

ここで生きているから抱えている「苦」なのだ、という幻想

あなたが苦しんだり、葛藤したりしている原因が「この人生を生きているせいだ」と考えることはありませんか。

地球人だから、
体があるから、
こんな時代だから、
こんな社会だから、
こういう過去があるから、
このような条件のもとに生まれたから、

そう信じている限り、あなたは「表層」のみを見ています。

しっかりと、苦しみや葛藤の根本に行き着くなら、あなたはそれらを派生させている大元の観念を認識します。

大元の観念は、あなたがそれを使い続ける限り、それに基づく経験を創ります。
様々なシリーズの、根本が共通している表現です。

あなたが人生を終えたとき、「私は自由に選択できる」と言いながら、内心は違うことを信じていたらどうでしょう。
引き続き、意識によって、制限ある自分を「創り続ける」のだとしたら。

今、あることに強く囚われているなら、「死」が訪れただけでは急に変わりません。
なぜなら、繰り返しますが、あなたはたった今も霊であり、自身の意識によって現実を経験しているからです。

「死」に託している幻想を自覚しましょう。

あなたの持っている「執着」が、物理的なものではなくとも。
この地上への思い残しなど、何もない!と思う状態でも。
本当に、あなたの精神は自由ですか。

自分についての考えはどうでしょうか。
あなたの反映である、世界についての考えはどうですか。

思い出してください。

「物質的な世界」という、他と区別できる独立した世界はないのです。
全部が意識の中にあります。

あなたの抱く苦しみが、表面上「この世ならでは」に見えようが、そうでないものであろうが、今、手放すことができます。
逆に言えば、それができないと信じるなら、同種の経験を継続させることへ意識を使うと決めているのです。


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