前回に引き続き、9月22日(土)のお話し会「自分らしいライフスタイル」で扱うトピック内では私にとって一番新しい話題、「布ナプキン」のことを語ります。
前回の記事はこちら。
◆「思った以上に普通のこと……布ナプキンの話」
お話し会のご案内はこちら。
★「9月22日(土)自分らしいライフスタイルお話し会のご案内」
ご参加くださる方々のご経験やご要望によって変わってきますが、布ナプキンの使用法やお手入れのコツなどは、お話し会当日の流れ次第で具体的にお話ししようかなと思っています。
この記事では「もっと!楽しい布ナプキン」というタイトルで、私が布ナプキンを使ったことで目からウロコ、観念が変わった!と発見したことや、あなたらしく日々を送るためのメッセージなどお届けします。
使い捨ての市販ナプキンの方が進化していると思い込んでいた、誤解
繰り返し洗って使う布ナプキンを使うということは、現代のような使い捨て生理用品が流通していなかった頃の習慣にわざわざ「戻る」こと――そんな風に感じる人も、中にはいるようです。
かつて不便だったことを改善しながら文明が進化したのに、あえて昔に戻ろうとするなんて、と。
実際に過去を知っている世代の人がそう思うことは、無理もないのかもしれません。
一方で私のように、すでに月経を迎える年齢の頃には使い捨てナプキンが当たり前で、それ以外の選択肢など考えもしなかったという世代の者には、布のナプキンは新鮮です。
体験したことがないからこそ、漠然としたイメージだけで、思い込みを作っていました。
そのひとつが、「流通している使い捨てのナプキンの方が、経血を吸収するなどの機能は優秀なはずだ」という誤解です。
だってそうでしょう、各メーカーが販売している生理用品は年々研究・開発が続けられているに違いなくて、
もれない、蒸れない、肌はサラサラ♪
そう、宣伝されているではありませんか。
とはいえ、そう思って市販の生理用品を買い続けてきたのだけれど、経血がもれることはあるし(特に睡眠時)、肌がかぶれることもあるし、心地いいなんて思ったことはありませんでした。
生理なんだから、こういう不快感は我慢するしかないんだよね、
と、それを当たり前に、なんとなく信じてきたのです。
人から、布ナプキンがいいよ!と聞いても、
「でも、布では頼りなくない?漏れないのかな」
などと、「研究開発され、流通されている使い捨てナプキンに比べると、布ナプキンの機能の方が劣るはずだ」というイメージを持っていました。
自分のそのイメージは、布ナプキンを使ってすぐに、覆されました。
予想を180度裏切ってというか、漏れない!
市販の生理用品で生じていた、「過剰なディフェンスをするも、ちょうどよく漏れてくれる問題」。
普段、経血が一番多い日の夜だけは、市販の夜用ナプキンのほかに、タンポンも併用するようにしていました。
夜用ナプキンを使用したことがある方は似た体験があるかもしれませんが、ワイドで後ろに長いデザインの生理用品を使っても、血は思わぬところに流れてしまうことがあったからです。
ナプキンが経血の「量」を受け止められないというのではなくて、余白がいっぱい残っていても、受け止めてほしいところではキャッチしてくれない、その結果としてのハズレ。
後方に長く伸びている紙ナプキンの、不快なほどガサガサする過剰なディフェンスも意味がないという、ガッカリ感を何度味わいながら、だるい生理中の体調をこらえつつ、血のついた下着やシーツを洗ったことでしょうか。
そんな経験を繰り返したことから、大げさな夜用ナプキンを購入するときの、「なんだかムダな感じ」、釈然としない気持ちもぬぐえませんでした。
感触が好きではないタンポンも、血が漏れていないかどうかを心のどこかで気にしながら眠るのを避けるため、少しでも「安眠」を実現するためのチョイスでした。
ただでさえ眠たい生理中に、寝返りを打ったら血が漏れるかも……と気にしながら眠ると疲れが増すからです。(その点では、好きではなくとも負担を軽くするアイテムということで感謝していました。)
近年になって、私は月経そのものがかなり楽になり、昔に比べると格段にスムーズに終わるようになったのですが、やはりそうした中でも、経血量が油断ならない日というのは巡ってきます。
※ちなみに、月経に関する諸問題をエネルギー的にワークしていた頃の記事は、こちらです。
◆「ハニエルのサポートその後~心に溜め込まないあり方や、女性性と男性性のバランス~」
かなり前にさかのぼる関連記事がいくつかありますが、最近では「男性性・女性性のブレンド~あなたの最適バランスを認める生き方~」の講座でも、そのことにふれました。
◆「講座『男性性・女性性のブレンド~あなたの最適バランスを認める生き方~』どうもありがとうございました!」
月経自体がだいぶ楽になったという経緯があるからこそ、かえって、
「このくらいの煩わしさは、仕方ないか」
という心境になっていたんですね。
ところが布ナプキンをついに使うようになって、
布の方が全然漏れないじゃん!
と、本当に目からウロコだったのです。
もちろん、布ナプキンにも様々なタイプのものがありますし、人それぞれ結果は違うと思いますが、私の経験ではこうなりました。
研究のため、わざわざ経血量が一番多い日でも布ナプキンのみ(タンポンの併用はなし)で夜眠る実験をしてみましたが、特に夜用だというわけではない、少し長いタイプの布ナプキンを使うだけでもばっちり経血を受け止めてくれた上に、漏れが一切ありませんでした。
ただし、使い捨てのナプキンを使用していた頃からわりと最近知って、寝る際に用いている裏技があります。(知っている人は知っている、誰にでもできる簡単なひと工夫。ご興味あればお話し会で語ります。)
それで伝い漏れがだいぶ防げるようになったというのはありますが、それにしても市販の生理用ナプキンより優秀なのは間違いありませんでした。
漏れるかもという心配がクリアできれば、あとは多くの方がネックとして思い浮かべそうなのは使用した布ナプキンを「洗う」手間だと思います。
それぞれのライフスタイルに合わせて、何がベストかは変わってきますが、これも私の感想は、「コツさえ押さえればそんなに手間じゃない」と思いました。
ナプキンによる蒸れとかにおいとかは、必然ではなかった
さらに、市販の生理用ナプキンによって「あっても仕方ない」と思っていた、肌がかぶれたり、蒸れたり、使用済み生理用品のにおいが「月経血のにおい」なのだと信じてしまっていたり……
という誤解も、あっさりと破れました。
もちろん、布ナプキンを手洗いするときに血の香りはしますが、これまで生理用品を捨てるときなどに気づいていた特有のにおいは、発生しないものなんですね。
なんだか、月経の血に対する見方まで変わってしまいました。
単純ですが、扱い方が変わると、月経という現象に対する思いも変わります。
自分でふれて、布ナプキンを大切に洗うことで、体に感謝が湧いてくるという。
それらが、自分で気に入って選んだかわいい布ナプキンだったりすると、その行為全体への幸福感もひとしおです。
布ナプキンにまつわる話を人から聞いていた頃は「そんなものかな……」という程度でしたが、実行してみて初めてわかる良さや楽しさを知りました。
検証が必要だけど、ほかにびっくりしたこと
こちらは、これから先の長期的な検証が必要な話題ですが、普段以上に経血の出方にめりはりがあったということも不思議な発見でした。
ピーク時は普段と同じくらいの経血量があっても、それは短時間で終わり、切り替わりが早いというか。
これを読んでいる方の中には、トイレに立つ際に経血を出すという「経血コントロール」にご興味ある方もいらっしゃるかもしれませんが、布ナプキンを使用している方が、自然にしていてもその状態が実現しやすいのではと感じました。
私の場合は、特に布ナプキンの使用をスタートしていなくても、昔に比べると経血コントロールと呼ばれる感覚がわかるようにはなっていました。
寝ている間は別として、自然とそうなってる?と思う機会が増えてはいたのです。
ただ、できるようになりたいと思って意識してそうしているわけではなく、いつの間にかそれに近い感じになっていただけなのですが。
ただし、私の考えとしては、経血コントロールを含め、あまり何かを「目指す」形にはしなくていいのでは、と思います。
布ナプキンを使用することもそうですが、あるスタイルを選択したらそれだけを続けなければならないとか、この方法が優れているのだとか、自分の中での「ルール」を増やして完璧にしようとすることは、あなたを疲れさせるからです。
本当に自分に合っている何かをしているとき、それは自発的に起こることで、無理をしているのとは全く違う状態です。
★布ナプキンにまつわる後日談はこちらです。
◆「布ナプキンよりも便利!と思った簡単な方法」
生理中でもいつもと同じ、を目指さなくていい
過去記事にも書いている通り、エネルギー的にも「サイクル」はあります。
いつも同じように元気な状態や、どんなときでも同じ感覚でいることを、「目指す」必要はありません。
そんなルールを定めると、そのときどきの自分の状態に気づけなくなってしまいます。揺らぎや変化を、ダメなものとして「否定」してしまうからです。
あなたのリズムを認識し、休みたいときはなるべく休めるように自分ですること。
体の教えてくれることに耳を傾け、いたわる習慣をつけること。
そうした機会も、大切です。
以前から書いていますが、エネルギー的なサイクルは、月経のない方や、男性にもあります。
月経という「形」で表れるものに限定せずとも、それぞれのリズムがあるのです。
私が思うに、月経のある方が、月経期間中に「いつもと全く同じ過ごし方」をしようと「努力」する必要はありません。
そのときならではのニーズを満たし、その期間特有の楽しみを見出してはいかがでしょうか。
もっと!楽しい布ナプキン。これも選択肢のひとつです。
どんな「手段」も、暮らしを通した、自己との向き合い方の一端でしかないのです。
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