今回は、「意識の投射と明晰夢、以前の夢への接続」です。
自覚を保ったまま夢(明晰夢)に入るときのお話や、一度目が覚めた後、その前に見ていた夢に戻るときのお話など。
余分な習慣をカットした後の夢は、元通りに絶好調
まずは近頃話題にしていた内容のその後ですが……
不定期にではありますが、奇妙なトーンの夢が混じるようになった「異変」の原因に気づいて、自分でそれを改めて以来※、夢は元通りに絶好調になりました。
(※ここ半年くらいの間に習慣化していた、家族のかけているテレビ、読んでいる新聞に「自分はそうしたいわけでもないのにつきあう」ことをやめました。)
その経緯は◆「エゴを波立たせると・明晰夢のお連れ様」から書き始めており、以下のカテゴリで順番に読めます。↓
★夢、明晰夢、体外離脱★のカテゴリ
決して、毎日の夢の数々のうちすべての夢がおかしくなっていたわけではなく、時々起こる混線や妨害電波のように奇妙な夢が現れていた形でしたが、それでも私が「変だな」と思うには十分で、それがあっさりと解決したことは拍子抜けしました。
こんな単純な理由だったとわかったからこそ、教訓は大きかったです。
自分にとって何が大切で、それに適した時間の過ごし方はどんな風かということは、自分自身にしかわからないことなので、生活環境の変化や、周囲の人々の影響だとして受け身でいるのではなく、「自分が何を選ぶか」を明確にしなければなりませんね。
たとえ一緒に暮らしている人たちが、あなたと全く別のスタイルを選ぶとしてもです。
さて、そうして元通りのクリアーさを回復した私の夢は、
「そうそう、そうこなくっちゃ!」
とでも言うように、ノリノリなのです。
いわば、自分の内面はもちろん、色々な存在たちから「いいね!」をもらっているかのよう。
そんな中で、直近の明晰夢は、こんな風でした。
目を閉じたまま、意識を投射すると見えてくるイメージ
私たちは一晩の眠りの中で複数の夢を見ています。
私が明晰夢を見るときは、一晩に見る夢の中の1つか2つが明晰夢の体験で、他の夢は普通の夢(自覚を持たずに見ている夢)であることが多いです。
今回も、途中までは、複数の普通の夢を見ていました。
最後に見たのはとても楽しい夢でしたが、朝が近くなった頃、ふいに目が覚めてしまいました。
まだあの世界の中にいて、続きを体験していたかったのに!という気持ちでした。
夢の内容
その夢の中には、地球の「リス」とよく似た動物の群れが出てきました。
リスそっくりですが、少しリスと違います。目などはやや大きく、その点で顔はモモンガに似ているかもしれません。
そのリスの群れをどう手懐けるか、私は同僚に指導していました。
その方法は、意識の中で、この群れのリーダーのリス(大きいリス意識)をつくります。
そして、やはり意識の中でエネルギー的に、自分がそれになり切るということでした。
同僚は、まだリスの群れに慣れておらず、そのやり方も習得できていないので、チャレンジして失敗し、苦笑していました。
(余談、私は子どもの頃リスを飼っていたことがありますが、それはシマリスで、群れは作らず主に単独行動をする習性でした。)
その仕事?の後、私たちは車(これも地球では見たことがないタイプ)に乗って夜の公園へ移動し、遊びました。
公園の入り口には他の車も止められていて、公園はお祭りのようにきれいにライトアップされており、人々でにぎやかで、とても楽しかったのです。
今思い出しても、何とも言えず心があたたまり、幸せになる光景です。
イメージの投射から、夢の世界へ入る
起床時間まで余裕がありましたので、私は目を閉じてその夢の楽しさを思い出し、余韻の明るい気分を味わいながらリラックスしていました。
そうしているとやがて、
目はつぶったままで、面白いほど鮮明に、ありありとイメージが見えてきました。
これは過去記事で何度かふれている、「部屋の様子が目を閉じたまま見える」ときと同じモードです。(一例はこちらの記事◆「エゴを波立たせると・明晰夢のお連れ様」)
起きているときと同じように、周囲の物理的な物音や、自分の体などを経験できています。
でも、同時に、目を閉じた状態で鮮やかなイメージが見えてもいます。
それは奥行きも何もかもがリアルで、この世界の景色を見ている以上にくっきりした映像です。
あれっ、目が覚めているのに、こんなに別の世界が見える……と戸惑うくらい。
その感覚は、「意識を投射している」と表現でき、自分が「映写機」のように内からイメージを投射していることがわかります。
そうしてイメージを楽しんでいるうち、私はその世界にBGMすら流れていることに気づいて、驚きました。
いつの間にやら、けっこう大きな音量で、爽やかなロックのような明るくてノリのよい音楽が、見ている世界全体に流れているのです。
今思うと、それはそのときの私の気分を音楽化したものなのかもしれません。
あるいは、どこかに実在する音楽を受信してピックアップしているのかもわかりません。
いずれにしても、私が初めて聞く音楽ではありました。
(このときの音楽に歌はありません。ちなみにここ最近は、私は音楽を聴いていませんでした。音楽好きな方とはいえ、一定の周期でまったく何も聴かない時期も訪れます。)
その音楽を聴き、景色を見ているうちに、私はその世界の中に入っていることに気づきました。
つまり、意識を投射してイメージを見ていたら、そこに参加していたということです。
夢(見ていた世界)の中に入ったんだな、と気づいて、周囲を見回して、
「そうかー、じゃ、これは明晰夢ということになるな!」
と、思いました。
えーと、この夢が続いている間、しかも自覚を保っている間に、何か試したい。
そばを見ると、道路に立てられている電柱に、たくさんの小さな花が咲いていました。
電柱いっぱいに咲いているピンク色の花々(笑)
起きている間の現実世界では、見たことがありません。
私はふわりと飛んで電柱にふれ、その小さなピンク色の花の匂いをかいでみることにしました。
明晰夢の中の、電柱から咲いている花は、どんな匂い?
……それはほとんど、香りませんでした。
少し青っぽいような、植物によくある香りと、かすかに花粉のような匂い。
起きている間の現実で、香りを嗅いでみたら匂いのなかった花に対するのと同じように、私は「……うん。」という感じで、そっと花から離れました。
それから驚いたのは、直前に見ていた夢のメンバーと再会でき、なにごともなかったかのように「続き」が展開していったことです。
一度起きた後に、前に見ていた夢に戻る
一度完全に目が覚めて、場合によっては立ち上がって動き回ったりしたとしても、再び元の夢に戻ることが可能です。
このことは通常の夢でも起こるのですが、明晰夢のときの方がそうなりやすい気もします。
それはちょうど、パソコンなど機器のブラウザを一旦閉じた後に、「直前のセッションを開く」というのと似ています。
その夢に繋がるアドレスは自分の意識の中に保管されている上、それを使用した(オンにした)ばかりなので、もう一度そこに戻ることは容易なのでしょう。
これが、まる1日以上経って、翌日やそれ以降の日の寝入りばなに接続可能なこともあります。
そのときは、「前日(もしくはそれ以前)の夢の続きに入る」という経験になるでしょう。
最近の、こちらの記事でもその話題を出しました。
◆「7月講座予告・寝入りばなと起きぬけを大切に・夢の情報処理」
私が今回戻った夢の世界では、目が覚める前と同じ設定(人間関係など)で、当たり前のように会話も続き、完全に、
「そちらの世界にいる私」
として、メンバーとのひとときを過ごしつつ、同時に、
「こちらの世界の自覚を持っている私」
が、すごい!この人たちとまた会えたし、同じ世界が持続してる!と、嬉しくなっていました。
こういう体験をした後にいつも湧き上がる感想ですが、
こっちの世界に、あの人たちが存在しないなんて、信じられないよ!
そんな感じです。
あなたの中にある「別の現実」から見たら、今体験しているこの世界も、そうなんだよ。
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