ある頃から感じるようになったことですが、1年の中で7月が年度の切り替え、1年の終わりに該当している実感があります。
何月何日というピンポイントではないのですが、毎年自分の夢を観察していると、夢で見ている霊的次元ではどうも7月が年度末で、7月の後半~8月に新年度の始まり!という象徴が多いのです。
これは「学びのサイクル」でもあるので、たとえば夢の中で学校にいて、クラス替えや、入学にまつわる象徴、それから「新学期」の風景を見る方もいるかもしれません。
(もちろん1年の決まった時期でなくても、あなたの取り組んでいたテーマが「卒業」になり、新しいテーマがスタートするとき、同じような象徴を夢に見ることがあります。)
それで言うと、今、8月の始まりはちょうど、
新しい年度、スタートしましたー!
というエネルギーが鮮明です。
こうした話題は先月の講座、◆「時間と空間はあなたの中に!」で、人間の作った暦と、自然界やエネルギーのリズムについてのトピックで言及しました。
厳密には、ひとりひとりの採用しているサイクルがありますから、私と同じようには感じない人もいるでしょう。
その場合は、あなた自身の内で感じるエネルギーサイクルを長期的に観察してみましょう。
今回は、そんな「新学期スタート感」に乗って、
今後もこの思い込みを採用する?それとも、もう幻想から目覚める?
と、注意して選択してほしいテーマをひとつ提示します。
「形が先にあるという思い込みを解除する」です。
「形」や「行動」は、はじまりではなく、完結のパート
物質世界になじんでいるときの私たちは、目に見えて触れるもの、肉体の五官で体験できるものに「リアリティー」を感じています。
たとえば、あらゆる物事の「形」に目が行きますし、
心の中で考えていることよりも、体を使っておこなう「行動」の方を重んじます。
確かにもし、あなたが常に何かを思っているだけで、それをまったく形にせず、行動に表すこともしなかったら(それが可能ならですが)、この世界では「不自然」ではあります。
アンバランスになるということです。
見える次元・形や行動は、見えない次元・想念の「表現」ですから、内に湧くものを流れのまま遮らずにいれば、それは形にならざるをえないのです。
これを理解していると、私たちが、
「これこそがリアリティー!」
と重点を置いている現実の「形」というもの、そして体を使った「行動」は、
実は、内側からの流れの最終ポイント、最後のパートであるということがわかります。
多くの人が、それを逆に捉えています。
こんな状況があったから(現実の形)、こう感じた。私はこう思った。
それで、私は、こんな行動を取ることにした。
形をリアルに捉え、自分が何を感じ、どう思うかもそれによって決めています。
それに続く「行動」も、「反応した結果、生じた想念」を元に起こしたものです。
このような「続きもの」である「反応のシリーズ」によって形成されるパターンを現実だと思い込んでいると、
あなたは地球ゲームの錯覚のリアリティーから、出られません!
本質的に同じ、繰り返しの輪につかまってしまうのです。
もし、周りの人々みんながそのように生きていて、それこそが「常識」と言われるものの見方だということを共有していたとしても、あなたは意識して、一時停止してください。
ものごとの順番を、元に戻すのです。
あなたの「内」が最初で、外に見えているのはその反映。
形が「先にある」という思い込みを、解除してください。
無形のものが、有形のものになります。
あなたの思いを自然に流していくと、それを完結する段階として「形」や「行動」があります。
明晰夢でわかる、思いの作用、意識の使い方
前回講座でもお話ししましたが、明晰夢では、実体験として意識の使い方を認識できます。
たとえば、明晰夢で「行動する」ということを考えてみましょう。
あなたは空を飛びたいと思います。
どうやって飛ぶのでしょう?
飛ぶ、と意図することで、飛びます。
遠く先にあるお花を、もっとよく見たいなと思います。
すると、その意図と同時にお花がズームされて、鮮明にくっきり、すみずみまで拡大した状態で見えます。
「できない」
「どうやって」
という考えがない限り、それが起こります。
思った結果が行動・現象です。
明晰夢では、思いで物質(形)を瞬時に出現させることもできます。
ただし、起きている間の自分の観念をそのまま持ち越していて、
「できるのかな?どうなのかな?」
と考えているとき、明晰夢の中でもそれはできなかったり、「難しく」なったりします。
とてもわかりやすいんです!
あなたの内側が、そのまま、現象として確かめられるのです。
そして度々お伝えしている通り、根本の仕組みは「この現実」も同じです。
物質的体験では周波数がよりゆっくりであること、タイムラグが生じることなどの差はありますが、起きていることが異なるわけではないのです。
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行動を決められないとき、決まっていないのは心
9月の講座では「決める力」をテーマにすると、★こちら★で予告しましたが、
あなたが何かを「決められない」とき、
なかなか実行できない、行動に移せないとか、
複数の選択肢の間で「どの行動を取るべきか」迷っていて決められない場合、
明らかに、決まっていないのは「心」ですよね。
心がクリアーなときは、行動は先述のように「最終段階」ですから、ただついてきます。
今日こそ、今こそ、動かなければ……というエネルギーは要らないのです。
ひと山、ひと山、力を尽くして乗り越えるように行動のステップを踏んでいるときは、葛藤しています。
行動しながら明らかになることがあるのも事実ですが、それは、内側を「外として体験することで、自分自身を知ろうとしている」ということです。
あなたがダイレクトに、自分の内側を理解しているときには、その方法は必要ありません。
あたかも、現実という「形」が先にあって、自分がそこに「合わせて」何かを決めなければならない、いやいや決断を迫らされている、という錯覚に陥ることもありません。
現実は、どこから生まれてる?
テレビや映画のスクリーンに釘付けになるように、現実に目を奪われ、そこから自分の根拠まで探し出しているときには、我に返りましょう。
古い「結果」から、新たな「原因」を作ろうとするのをやめるのです。
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