今回は、昨年に続き2度めの動物園に行ってきたレポート……でありながら、タイトルは、
「動物園をなくしたい」。
結局、これが私の率直な思いであり、どうしても変わらないなぁと認めることにしたんです。
これまでも、水族館や動物園に行ったときの記事を載せたことがありました。
☆2015年1月 多摩動物園
◆ 「多摩ズーに行ってきた」
◆「神は色々な生き物をつくり賜うたのだ。」
☆2015年6月 井の頭文化自然園、分園(水生物園)
◆「見る目が変わっちゃう!」
☆2015年9月 品川水族館
◆「海の神秘、地球の神秘」
☆2018年11月 上野動物園
◆「存在していることへのピュアな受容。動物園の動物達との交流」
◆「テレパシーのお話。物理的な表現に囚われることから自由になる(動物園の動物達とのアニマルコミュニケーション、続き)」
行く理由、それはひとえに「生物・動物が好きだから」、なのですが……
過去記事に書いたことがあるように、心の持ち方に注意しないと、場合によっては苦しくなってしまうこともあり、いつのまにかこういった施設は、「行くぞ!と気持ちを決めないと行けない場所」になっていたのも事実でした。
特に、上記のリンク先一覧に出した中では最新の、昨年の上野動物園。
記事内では上野とは書いていませんでしたが。
上野動物園は、幼少期から最も多くの回数、訪れている動物園でもあります。
……が、正直、昨年は久しぶりに行ってみて、「きついなー!」と、感じました。
そのときの記事に書いたように、当初の心づもりを変更して土曜に行ってしまったため、とても混雑していたという状況のせいもあるかもしれない……と、人が少ないときにもう一度じっくり回って、何を感じるのか確かめたい気持ちが残っていました。
そこで、先月、平日の上野動物園へ行ってきたのです。
ここからは、写真を交えながらお話しします。
平日の動物園はすいていて、ゆったり。
到着した動物園はとてもすいていて、週末の混雑に慣れていると、驚くほどでした。
前回は表門から入ったので、今回は弁天門から入り、西園から見ることにしました。
昔は弁天門は出口だけだったのが、今では入口としても使えるんですね。
弁天門から入ると、すぐに蓮が沢山咲いている風景に出会いました。
思わず蓮にキャッキャしてしまい、写真を撮ったり、大きな葉っぱに溜まった水玉をつついたり、なかなか前へ進めない私たち一行(笑)
前回は、家族連れ、特に小さいお子さん連れがとても多く、海外の観光客ではアジア系の方たちが多かったのですが、
全体の来園者が少なかったこの日は、ヨーロッパ系の観光客の方を多く見かけました。
日本人の方が少なかった印象です。
何語かわからなかったのですが、ヨーロッパのどこかと思われる言語を話す家族の、うすい金髪のよちよち歩きの男の子が、ベビーカーに乗っている日本人の女の子に、一生懸命動物を指さしながら母国語(でもきっとまだ幼児語)で話しかけていて、相手の女の子はとうとう泣き出してしまい、両者ともかわいかったです。
ちなみにその男の子はめげずに、次にそばにやって来た日本人の小さな男の子にも、同じように動物を指さしながら話しかけていました!
そんな風景を見ながら、ゆっくり進むひととき。
前回見られなかった動物たちも、今回は見ることができました。
「動かない鳥」と言われているハシビロコウさんは、すごく動いていた印象。
ですが、カメラを構えて、写真を撮らせてね、とテレパシーで伝えると、ちょうどよい位置で止まってくれる。
ほかにも隣で「こっち向いてー!」と声に出してお願いしていた人たちもいて、十分にこたえてくれていました。
ハシビロコウさんが一番多く、いい写真が取れていたかも。
でも、私がこの日、自然に過ごしているとどうしても目を引かれてしまうのは……
彼らだった。↓
わかるかな? か、かわ……☆(小鳥の肩や背中、後ろ姿がたまらない♪)
フラミンゴさんの柵の中で、エサにありつくスズメさん、ムクドリさんたち。
つまり、園内を好きに飛び、柵の内と外を自由に行き来しては、
他の動物のための水場で水浴びをしたり、エサを食べたり……気ままに振る舞っている、
野鳥(スズメやムクドリやカラスたち)が一番、私の心を和ませていたのでした。
楽しそうだったよ。
園の上空にいたカラスたちは、うちの近所のカラスたちに比べ、ずいぶんとカワイイ声で鳴いていたことに、驚き。
声質が全然違っていました。
ひょっとすると、今年生まれた子ガラスの、成鳥になって間もない声なのかも。
でも、うちの近所の子ガラスは、かわいいけどもう少ししゃがれたトーンで鳴いています。
上野動物園を飛び回るカラスは、人間で言うとブリッ子!?と思うような、あまりにキュートな声色でした。
さて、今回じっくり見て、神秘性を感じたのはキリンさん。
大きいからうまく写真におさめられなかったんだけど、優雅ですよね~。
キリンにここまで心を寄せてじっと見たのは、初めてかも。
生物それぞれの「リズム」があって、キリンのリズムを感じられたひとときでした。
それから前回動物園を訪れて、帰宅後に改めてテレパシーで私が「繋がった」動物が、こちら。
西園、小獣館にいる、ケープハイラックスさんです。
この写真に写っているお方とはまた、違う個体の方でしたけれども、★こちらの記事★で、
「私は、どこにいても、私だよ」
という深いお言葉をくれたのが、ケープハイラックスさんなのです。
イワダヌキ目(もく)、イワダヌキ科。
このような外見なのに、ゾウやマナティーやツチブタに系統が近く、歯やサイやカバに似ているなど、人間からすると「分類」するのが難しいそう。いいですね。
☆より詳しく知りたい方は、以下のサイト様もご参考に。
今回、動物園の全生物(当日出ていなかった数種の動物たちと、パンダだけは混んでいて見られなかったので、パンダを除く)を見てみると、動物園という特殊な環境下でも、小動物たちの中にはわりと平気な様子の動物が多く、好奇心いっぱいにガラスごしにじゃれてくれる動物もいました。
ショウガラゴとか……。
●東京ズーネット「ショウガラゴ育ってます!」
ショウガラゴさん、すごい無邪気で、クスクス笑いながら、一緒に遊んでくれました。
こういう動物もいるんだね……。
あと、西園では「両生爬虫類館」が好きです。
こう書いてみると、私はわりと西園の方が好みなのかもしれません。
で、またカラスの話に戻るのですが、
西園からスタートしたので、帰り時間も近くなってから東園のクマを見ていたんです。
ツキノワグマを、何ヶ所かある覗き窓風のガラスごしに、人々が集まって見ていました。
すると、ツキノワグマはこちらに構う様子がないというのに、その中にいたカラスさんが……
クマさんの隣で、足元の土から植物を引っこ抜き、根っこをくわえては投げ、また引っこ抜き、ということを繰り返しながら、すごく興味を持って人間を見ていて、
「ねぇ、なんでこっち見てるの!?
ねぇ、なんで?(笑)」
と、ガラスの向こうの人間たちに、いきいきと語りかけていました。
かわいかった……。
カラスは自由に出入りできるから、人間たちが何をしているのか、不思議かもね。
動物園の中で遊んでいるカラスについては、多摩動物園での、こちらの記事でもふれました。
最後の☆おまけ☆の箇所が該当しますよ。↓
◆「神は色々な生き物をつくり賜うたのだ。」
この記事を書いた頃は、ハシボソガラスの方が「遊び好き」なのかと思っていたけど、ハシブトガラスもかなり遊ぶのですね。
種の違いよりも、一羽一羽の個性、性格によりそうですね。
カラスは色んな遊びをしているので、気をつけてよく見てみると楽しいですよ。
……というわけで、どんなに沢山の動物がいても、やっぱり、動物園で「飼育されているのではない」、野鳥たちの様子に胸躍ってしまうのでした。
☆サイドメニューなエピソード☆
体力温存のため、西園から東園へは、今回はモノレールに乗りました。
この日は途中、雨が降ったりもして蒸し暑く、蚊もたくさんいたので(私たちを含め、園内回ってる皆さん、もれなくボリボリ掻いていた)、モノレールはひとときの安らぎ空間でした(笑)あっ!という間だったけど。
あと、途中、西園休憩所では、こんなアイスクリームを食べました。
他のテーブルの人が食べているのをみて、「あれ何だろう?」と、とても気になったため。
それは、桃杏仁アイスケーキ(400円)でした。
「雪見だいふく」みたいに薄いお餅にくるまれていて、中には杏仁味のアイスクリームと冷凍の桃の角切りが入っています。底にはスポンジケーキ?が薄く敷かれていたので、アイスケーキという名称に、なるほどと思いました。
一応今、ネットで検索してみたけれど、出てこなかったので期間限定だった可能性も。
あとはこの日は、家からお昼を持参しましたよー。
それでも、動物園のない世界を選びたい。
ここまでのレポートからわかる通り、決して私は、動物園で過ごす時が楽しくなかったわけではありません。
いつも思うことですがこうした施設は、色々な生物たち、それも多くは通常の生活をしていたら出会えない生物たちと、直に対面することができる貴重な場であると思うし、
そこで暮らしてくれている生物たちには、多大な感謝をおぼえます。
前回の上野動物園を振り返った記事でも書いたように、
「動物園で暮らしている動物だからかわいそう」とか「不幸だ」と一様に決めつけたら、それは勝手な思い込みです。
色々な個性、感じ方の生物がいますし、施設の中しか知らない(そこで生まれ育ち、暮らしている)生物もいます。
それでも……
今回の動物園の帰り、私ははっきりと自覚しました。
私は、動物園のない未来を選びたい。
中には、動物園を「なくす」という形にしなくても、もっと施設の工夫次第で、生物たちに良い環境で過ごしてもらうことはできるんじゃない?
と、考える方もいるかもしれません。
実際に、動物園など生物を扱う施設で働いている方々は、どうしたら生物たちが幸せに暮らせるか、彼らにより良い環境を与えられるか、心を砕いている方が多いと思うのです。
それを否定したいわけではありません。
けれども、
私には、どうしても、自由に飛びまわる野鳥たちの方が、幸せに見える。
前々からそうだったことを、もううやむやにせず、きっぱり認める気持ちになりました。
動物園のような場を、心の中で拒絶するなら、自分のエゴにすぎないのだろう。
そこに暮らしている生物たちにも失礼だ。
……そんな風に思っていたのですが、本心に添って、意識を変えます。
あらゆる生物が、同じスピリット(霊)だから。
私たちは互いにコミュニケートできる、ひとつの「心」だから。
動物園をなくしたい。
こういう施設のない未来を選びたい。
まずは、「知的な生物」という定義を、脳の容量(笑)で決める誤解がなくなるといいですね。
インテリジェンスって、何だと思いますか。
果たして、あなたの周辺にいる「人間以外の」生物たちには、それが足りないのでしょうか?
そんなことはありません。
テレパシーで、心と心で繋がるなら、そんな「大いなる錯覚」は、過去の産物となるのです。
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