BEATS AND LOVE

スピリチュアルカウンセリングとヒップホップ音楽、ライフスタイルや考えあれこれ

決断するとき~自我の自分か、魂か~

私がお伝えしているような霊的、精神世界的、スピリチュアルな内容へ関心がある方に、きっと人生で訪れるであろう「決断」があります。
(もちろん、ことさらこの分野へ興味を持たなくとも、自らの人生を通して同じことに気づく方もいます。)

個人の体と、私は○○○○(名前)であるというアイデンティティーと、過去の記憶を保持し、他者と分け隔てられている自分……ここではそれを「自我」と呼びましょう。
その自我を、自分と思うか。それとも、
魂、言い換えるなら肉体の命が始まる前にも後にも存在する霊的存在であり、形にとらわれない意識であり、ずっと普遍の「源」である自己を、自分と思うか。
それを決断するときが訪れるのです。

今回のお話は、「決断するとき~自我の自分か、魂か~」です。

自己が2つに引き裂かれるような体験をしているとき

この「自分は何であるかを忘れている夢」を経験している最中に、あなたがひとたび本来の自己に気づくと、その自覚は広がって、回復の勢いを増していきます。
ここで言う本来の自己とは、先に書いたように魂の自己、「源の私」のことです。

どんな人でも、完全に忘れ切って、自我100%を自分だと思い込むことはできません。
意識がいわゆる「現実世界」から逸れているとき、たとえば眠っている間の夢や、ふとした瞬間の閃きや想像を通して、本来の自己の感触を受け取っています。
本来の自己から自分を切り離すことは、実際にはできないからです。

行きつ戻りつするアイデンティティーと、それに沿って体験される世界

これを読んでいるあなたは、あるときは自分を魂の自己として自覚することができ、あるときはまだ自我と同一視しているかもしれません。

自分のことを自我と同一視しているとき、あなたは分離した世界を体験します。 

その前提では他者は他者、自分は自分、世界の森羅万象と自分との間には、境界があります。
それは物理的に体験でき、自明のことに思えます。
あなたは共感したり、他者の気持ちを推測したりできますが、それは「別々の個の視点のまま、自分に当てはめて考えてみる」という試みにすぎず、「自分」の壁からは出られないのです。

人間関係、あらゆるものとの関係も、自己の中で起こっている

「他者と別々の心と物理的な体を持ち、それを通して生きているあなた」と、関わる人々や物事との間には、あなたが心を尽くして接しているときですら、この世界観を維持するための距離や溝が常に生まれます。

その状態でも、あなたとものの見方が近い人、似た感性の人、一時的にそうなっている人との間では「わかり合える・通じ合える」体験ができるのですが、それは単に「自分」の中で巡らせる考えと相手のそれとに、自覚できるほど大きな差を認めていないからです。
そしてその体験を根拠に、相手と自分との「つながり」を実感するかもしれません。

一方で、差を明らかに認識できるほど異なるものの見方や感性を持つ人に対しては、「話をしているのに、通じない」とか「どうにもわかり合えない」という距離、分離感を強めます。
もちろん、あるときわかり合える人だった相手が、そうでない人に転じることも起こります。

自我の深い絶望

ここで留意してほしいのは、いずれもが「自我」の壁の中での体験だということです。
自分のスクリーンに映し出された相手を、自我の世界流に解釈しているにすぎません。

自我の世界観の中では、あなたにとって「昨日の友は、今日の敵」になり得ます。

一度は大好きだった相手を、憎む。
友好的な関係だった人が、あなたを苦しめる。
わかり合えると思っていた相手が、あなたには全く同意できない発言や行動をとる。

一体感と分離の間を行ったり来たりして、「つながり」とはこんなにもはかないと実感したことはありませんか。

努力で関係を繋いでも、不確定要素によって壊れることがあり、
わずかに残った失いたくない関係すらも、結局は「死」によっていつか絶たれる。
それが自我の世界です。

自我と自分とを同一視していると、悲しみや怒りは避けようがありません。
ポジティブであろうとして、そうした反応を脇にどけるのが上手になっても、あなた自身が見ることを拒否している無意識にはそれらの感情がストックされ、根本的な絶望感が声を上げます。

ここでは人との関係を例に取り上げましたが、自身の心や体、世界、人生に起こるあらゆる物事への考えを通して、本質的には同じことが経験されます。

既存のデータを元にあなたを守ろうとする自我が、魂へ戻ることを危険と見なし、抵抗する 

さて、話を戻すと、あなたはすでに魂の自己という自覚を回復している最中です。
常時目覚めたまま生きてはいなくとも、その状態に向かっていると仮定しましょう。

すると、自我を「自分」と信じている心の一部が、猛反撃を開始します。

自我は、物事を、過去の(すでに取り込んだ)データに基づいて解釈します。
あなたの経験だとか、教えられたことによって知っていることを用います。
それは「地球人として生きる」あなたにとって、非常に説得力を持つのです。
なぜなら、実際に自分で経験したことがある上に、周りを見回しても、「その通り!」と思えることだらけだからです。

なにゆえに、そんなにも確証があることを振り切ってまでリスクを冒す必要があるでしょうか。
自我はこう説得します、
「苦痛を避けるにはこう考えるのが安全なんだ!もう十分、痛い思いをしたじゃないか。」
と。 
そして、これまでの知っているやり方、同じ材料を組み直しただけの発想に信頼を置き、それらを用いようと主張します。「自分のやり方でやろうよ!今まで学んだ方法で。」と。

分離した視点から、分離した発想のままで、あなたを守ろうとする自我の働き。
その方法では、問題は、決して解決しません。
一時的に平安があっても、すぐまた次の問題がやって来るでしょう。
スタート地点が間違っているから、土台となる世界観が正しくないから、です。 

あなたが2つのアイデンティティー(自我と魂)を行ったり来たりしている間、これは激しさを増して続きます。 
自我は、あなたを危険から守ろうと、より必死になるからです。

この場合の、危険ってなんでしょう。
すっかり「分離した世界観の中の個である立場」になじんだ自我が危険と見なしているのは、「魂として生きること」です。

決断のとき

私たちが見事に使いこなしているのは、「自分に影響を与えることのできる他の力が存在する」という観念です。
人によっては、それを「無意識」や「自我」に当てはめています。

あなたは、あなたの経験すべてを司っていて、自由意思を自由であると認識しないままに使っています。

外の人や状況が自分の思い通りにさせてくれない、と考えることも、
無意識や自我の力が自分を自由にしてくれない、と考えることも本質的に同じです。

そう信じるとき、あなたはどうにかして、自分が魂ではないと思いたいのです。

なぜでしょうか。
あなたが本来の自己を思い出したら……。

自分が経験することすべては、自分自身の選択であるということがわかってしまうから。
「外」に見える世界に分離はなく、状況も、他者も、すべて自分の意識の中にあるのだと、

自分の力で、自身の現実を天国にも地獄にも変えられるのだと、思い出してしまうから。

すると、他者のふるまいや、ままならない状況も、あなたが不幸でいる原因にはできません。
それらの「せい」で、あなたが力を望むように使えない!などと、言えなくなるのです。

そんな「責任」を負うよりは、「何かのせい」にして、人生の浮き沈みにただ「対応」していた方が楽だと錯覚してしまうのです。
自我と自分を同一視するという逃避(自己の力の制限)こそが、ベストな解決策だと思い込んでしまうのです。
それが幸せ、少なくとも平穏に暮らせる近道だと。

でも、あなたは「忘れる」ことこそできるものの、今もずっと魂のままなので、それでは本当の幸せは感じられません。
せめてもの望みである心の平安ですらも、自我の世界観では実現しないのです!

魂は、あなたがあなたの力を「本来の性質に沿って」使うことを促し続けます。
忘れた自己として、自分の力を自覚せずに使うことや、
分離しているという思い込みから生じた恐れを基盤に、自然な望みとは反対の方向へ力を使い、「自我の壁の中に引きこもる」あり方を、すべて取り去るようにと導きます。

それに抵抗すればするほど、つらくなります。
それはあなたの本心から生じている流れだからです。

自我と自分を同一視しながら、魂の自己の望みそのものを生きることはできません。
なんとかその両方の立場に「折り合いつけよう」としても、できないのです。

自分は何であるか、というアイデンティティーを2つに分けるなら、あなたは自分の力を分断します。
流れと、その流れに逆流することと、それぞれへ力を用いるからです。

同じ舞台に見えて、全く違う世界

繰り返し、思い出してください。
自我の世界観のままでいれば、外側に問題を必ず作り、幸福やよろこびの源に見えたことすら、苦しみへ変化し得ることを味わい続けます。

魂の観点は、それとは全く異なる世界です。
あなたが魂の自己のまま生きる決断をするなら、あるときは自我で、あるときは魂でという状態から積極的に抜けることになります。
それに伴い、魂の自己の見方や性質に、思考や行動の選択を統一する意志が必要です。

道中であなたの内に湧く反応、感情、それらが示す観念を見ることが「自我の世界観」の解体を手伝ってくれます。

波に抵抗するのではなく波に乗るように、自己の内側が導くすべてを活用しましょう!


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